天翔ける風に

「天翔ける風に」豊橋大千秋楽を終え、

次の日から早速次回作「赤と黒」のリハーサルと
DIAMOND☆DOGSの「Sunshine paradise」のリハーサルに合流しなんだかんだバタバタしてた。


やっとペースも戻って今日は休み。

朝からお風呂に浸かりながら「天翔ける風に」を思い出す。

初めましての方々も多い中
「ちぬの違い」ぶりの懐かしいスタッフの皆様とそして謝先生。

決まった時からとても楽しみにしてた。

約2カ月、本当の家族の様なカンパニーだった。

何より我が舞台人の母、
演出、振付の謝珠栄先生。


TSミュージカルに
2011年に「眠れぬ雪獅子」
2014年に「ちぬの誓い」に主役として抜擢して下さいました。

その頃の自分はダンス主体でやっていたのでなんで俺がミュージカルなの?って思ったことを覚えてます。

そんな僕に、
歌、踊り、芝居全部を使ってその役を演じ、作品を生き切りなさいと。

テンジン、不動丸と全然違うキャラクターでしたが
それは今でも心の中で生きています。

今回の溜水は、
「今まで演じたことがない役どころだと思うけど、アンタ器用やからって誤魔化さないでしっかり生きなさい」

「出来ることだけやってたらアカンよ!」と。

何故かいつも俺には厳しい。。

結果今回の溜水がどうだったのかはわからない。
けどこの役を通して見た景色はとても新鮮で刺激的でした。


また屋良君とは
思いがけず幕間に太鼓の辻君、三味線の匹田君と一緒にパフォーマンスをする事に。

「アンタなんか屋良くんと2分くらい踊ったら?」謝先生。

「えっ?!なんで踊るん??しかも緞帳前で??」俺。

「踊り足りんって言ってたから、そこで踊ったら?」先生。

「いやいや、、そういう意味じゃ。。 
ってか俺、溜水のメイクにTシャツ着て踊るのヤバない?(笑)まぁ屋良くんが良いなら良いけど。。」

「やりましょー!!(即答)」屋良くん。

色々あったけど一緒に踊れて凄い楽しかった^ - ^

よくあれを2人でペチャクチャ喋りながら踊ってるよなって
2人で毎回笑ってた(笑)

最後の方は踊りってか2人で漫才みたいになって盛り上がった。
でも終わって数分後2幕にお互い役で出ていく時の気まずさ、恥ずかしさ今でも憶えてる(笑)

またいつか一緒に踊りたいなと
^ - ^
最高に楽しかった!



日本発のオリジナルミュージカルを創り続ける労力は途轍もない。

いつまで経っても挑戦し続ける先生は僕にとっての輝きであり日本演劇界にとっての宝石だと。

素晴らしいメンバーと素敵な時を過ごせたこと、先生、観客の皆様に心から感謝してます!


「天翔ける風に」
これにて閉幕です。

皆さん本当にありがとうございました!