季節はもうすっかり春で、
新しく『令和』という時代が始まりました。
新吾さんと初めて会ったのはもう10年以上前。
いつもオシャレで、面白くて、センスがあって、
何よりダンスがめちゃくちゃかっこ良かった。
あれからいろいろ思い出します。
Dに入って二年目位に家に誘ってくれて、
朝までサッカーゲームをしたこと。
稽古場が煮詰まると、二人でコンビを組んでみんなを笑わせたこと。
リハが上手くいかず悩んでいると
『むいてないとか思うなよ』
ってさりげなくアドバイスをくれたこと。
今も壁にぶつかった時、その言葉を思い出します。
ダンスに消極的な僕を誘ってくれて、
ニューイヤーライブやディナーショーで二人で踊ったこと。
そしてそのとき舞台上で見合わせた顔。
思い出というよりは、
色褪せない記憶として僕の中にしっかり刻まれています。
新吾さんが残してくれたものは今も強く、
鮮やかに僕やみんなの中で生き続けてます。
今日『アクトカンタービレ』の稽古が全て終わりました。
新吾さんの凄さを改めて実感する毎日でした。
このアクトカンタービレが終わったら、
本当の意味で前に進める気がします。
見ていて下さい!
咲山 類