令和3年から現在まで、ABEMAアニメ(無料)で視聴した数々の国産アニメ
について、忘備録程度に書き残してみたくなった。
【制作年】
シーズン1 2008年 全13話
シーズン2 2009年 全13話
シーズン3 2011年 全13話
シーズン4 2012年 全13話
シーズン5 2016年 全11話
シーズン6 2017年 全11話
【ジャンル種別】
学園ものの伝奇漫画
【視聴後の感想】
妖怪を扱った作品が、何を暗喩しているのか興味はない。
面白い作り話なら観るし、面白くなければ途中でも放り出して
観ない。ただそれだけで、何気なく観始めていた。
私の好みに合ったようで、全シリーズを今年の2月に完走。
印象に残った感想だけを書いてみることにする。
シーズン1は、妖(あやかし)が見られるという異能を持つ
少年がいて、彼が斑(まだら)という獣の妖怪との知己を得て、
妖怪たちに囲まれ振り回されていく高校生活を送っているという
人物紹介のような印象を受けた。
人物紹介が一通り済めば、主人公の少年の背景や経歴などが
次第に紐解かれていくのだが、シーズン1から観ていくうちに、
次第に登場人物たちに感情移入している私がいると気が付いた。
斑(愛称:ニャンコ先生)と主人公の夏目貴志
この主人公、祖母の夏目レイコも異能者だったらしく、妖怪たちに
勝負を挑んで百戦百勝。 負かした妖怪たちには自らの名前を
書かせた紙を束ねて「友人帳」というものを作っていた。
その「友人帳」に名前を連ねた妖怪たちが、孫の夏目貴志の元に
やって来ては名前を返してもらいたいと依頼に訪れるようになる。
しかし、曰くつきのこの「友人帳」。
我が物にしようと企む大物の、妖力の強い妖怪たちの恰好の的に
されてしまい、その経緯で斑という大型の獣妖怪と一緒に暮らす
ようになってしまう。
と、まあ。起承転結の「起」の部分だけでも文章にすると相当な
ボリューム感になるが、物語はオムニバス形式で長くても3話で
完結するので1話の中にある起承転結だけでも十分に面白かった。
斑(愛称:ニャンコ先生)
ちなみに、元の獣の姿になると妖力の
ない人からは、斑の姿は見えなくなる
異世界や妖怪の作り話に興味がないという人であっても、この作品から
受ける印象は肯定的なものになると思われる。
その根拠は、脚本の構成として一貫した起承転結を採用しているからだ。
物語に説得力を持たせるために一貫して採用したのかと思われる。
あと、物語の舞台になった場所は熊本県内らしい。
私も、物語に登場する七辻屋(和菓子店)が実在するのか?知りたくなり
ネット検索すると、この作品のファンだと思われる個人が開設したブログ
などにその考察が出てきたりと、枚挙に暇がない。
≪参考例≫
びーとるのたびにっき 【舞台探訪(聖地巡礼)】夏目友人帳 肆 12話~885系白いかもめ編+α~(暫定版) (fc2.com)
ファンが多いと思わせられる書き込みを見つける度に、なぜか私も自分の
仲間を見つけたみたいで嬉しくなった。
最後に、物語の中では「祓い屋」という人達が登場するが、この「祓い屋」
が居てくれるお陰で、妖怪たちに振り回される主人公とのバランスが取れて
物語に奥行き感を与えてくれている。
どんな物語にも、対抗する相手の存在は不可欠な要素らしい。
【最も印象的だったテーマ曲】
茜さす (フルバージョン) -
アニメ『夏目友人帳』シーズン5から
エンディングソング - アニメ名場面付き