新年を前に写真撮影に臨まれる天皇ご一家

(昨年12月)=宮内庁提供© 読売新聞

 

 宮内庁は1日付で、天皇陛下の新年に当たっての感想を文書で公表した。陛下は、自然災害や物価高で苦しむ人々を案じ、「助けを必要としている人々のために、支援の輪が広がっていくことを願っています」とつづられた。

 

 世界各地で戦争や紛争が起き、多くの命が失われたことに心が痛むとし、「平和な世界を築くため、お互いの理解に努め、協力していくことの大切さを改めて感じています」と記された。

 

 陛下は1日、午前5時半から皇居で宮中祭祀(さいし)の「四方拝」に臨み、その後皇族方や三権の長、外国大使らから祝賀を受けられる。

 

 2日の一般参賀では、天皇、皇后両陛下と皇族方が、午前10時10分、同11時、同11時50分、午後1時半、同2時20分をめどに計5回、皇居・宮殿のベランダに立たれる。コロナ禍の入場制限が緩和され、1回当たり2万人程度が入場できる。