NHK第一AMラジオ。 

 

日曜日の午前6時台は『落合恵子の絵本の時間』。

 

2022年1月23日の放送は、絵本『わたしたち』です。

 

パロマ・バルディビア 作 星野由美 訳です。

 

 

 

 

あれぇ。 何処からかいい香りがする。

 

立ち止まって、見回した先。 塀の向こうに、たぶん古木ですね。

 

梅の木。 枝に白い花が咲いています。

 

いい香りですよね。 梅って。

 

 

おはようございます。 落合恵子です。

 

 

一冊の絵本をひらく時、貴女のもう一つの旅が始まります。

 

 

絵本は、生まれて初めて本というものに出逢う最も小さな人から

 

 

年齢制限なし。  深くて豊かなメディアです。

 

 

今朝も、短い絵本の旅をご一緒に。

 

 

今朝の一冊です。 絵本のタイトルは『わたしたち』。

 

 

作者は、チリの国民的絵本作家と呼ばれています。

 

 

 

おかあさんの ヒザの上。

 

ぼうやと おかあさんの はなさきが

 

なんだか くっつきそうなほど。 かおを ちかづけています。

 

 

 

 

いつか とびたっていく アナタにおくる メッセージ

 

って、 ひょうしには あります。

 

おかあさんから おかあさんのこどもへの メッセージですね。

 

 

 

 

もしも わたしが うまなら   アナタは こうま です

 

もしも わたしが もぐらなら   アナタは チビもぐら です

 

わたしが うさぎなら    アナタは 子うさぎ

 

でもね ずぅっと ずぅっと 子うさぎでは ないのです

 

 

 

わたしは しっています

 

アナタが あるひ とびたってゆく ことを

 

 

何の為に?

 

アナタがなりたいアナタになるために。

 

 

その時、お母さんもそう。 私自身も、変わっているかも知れません。

 

 

でもね。 忘れないで下さい。

 

アナタは、ずぅっと私の子供です。

 

 

そして、私はずぅっとアナタのお母さんなのです。

 

ちょっと切なさのある絵本ではありますね。

 

『アナタはずぅっと私の子供なんです。』

 

そして、アナタは私がアナタのお母さんである事をずぅっと覚えていて下さい。

 

 

では、曲にいきましょう。 スージー・クワトロで「ワイルドワン」。