NHK第一AMラジオ。 周波数は666kHz。

 

午前5時20分過ぎのコーナー、1月8日の『今日は何の日』です。

 

 

 

 

 

【歴史上の日】

 

1875年(明治8年) 

学齢が決まる
1871年9月に文部省が創設されたのを機に、明治期の教育制度は年を追って整備されていった。 この年の1月8日、学齢を満6歳から満14歳までと定めることが決定。師範学校の制度と並行して義務教育も制度化していくことになるが、150年前の日本は義務教育という概念がまだなかったので8歳の子供が丁稚奉公に出るのが当たり前の時代だった。 明治8年当時は4月1日を起点とするものではなく、誕生日を起点とするものであった。このため、学齢の始期と就学の始期は一致しておらず、学齢に達してもすぐには小学校に入学できないのが通常であった。1900年(明治33年)の改正小学校令で、「満6歳の翌月から満14歳」との規定に変更されている。

 

明治8年3月に発行された「小学読本第一」

 

1912年(明治45年) 

上野駅に発車ベルが設置される
1912年の今日、上野駅で鉄道の発車ベルが使われ始めました。 それまでは、発車の合図には笛や鐘が用いられていたそうです。 発車ベル導入の理由としては、鉄道利用者数の増加で笛や鐘では多くの乗客に発車の合図を知らせることが困難になった事が挙げられていて諸説ありますが、現在は真相が不明になったままです。

 

 

1918年(大正7年) 

アメリカが和平構想を発表
1917年当時、アメリカも交戦の1つだった。その背景には各国の領土的野心があったと言われている。植民地支配を主導していたヨーロッパと一線を画したとされるアメリカの第28代大統領ウッドロー・ウィルソンは、恒久的な平和の構築に双方が全面的に参加できるような戦争終結の根拠を必死に模索していたという。翌年の1月8日、ウッドロー・ウィルソン大統領は、14ヵ条の平和原則を連邦議会の場で公表した。

 

 

1976年(昭和51年) 

中国の周恩来総理が亡くなる
毛沢東を中国の「建国の父」とすれば、周恩来は「建国の母」ということができるとする人も多い。また1949年からその死の1976年までの26年間、国務院(内閣)総理大臣として務め、文化大革命でも失脚せず、「不倒翁」と言われた周恩来がこの日、膀胱癌のために亡くなった。享年77歳。 彼の逝去は西欧諸国でも『巨星墜つ』のタイトルで報じられた。 死後、彼の遺産総額はたったの5100元だったという。 文化大革命時は、彼は中国共産党と人民の間で板挟みに遭ったが、人民からはその事もよく理解されていて、今も毛沢東主席と並んで中国人民から慕われている。

 

 

 

1985年(昭和60年) 

国産初の惑星間探査機「さきがけ」打ち上げ

「さきがけ」は日本の宇宙科学研究所が初めて打ち上げた惑星間空間探査機である。1985年1月8日に鹿児島宇宙空間観測所からM-3SIIロケット1号機で打ち上げられた。「さきがけ」は、ハレー彗星を探査する彗星の試験探査機として打ち上げられた。

 

 

 

2019年(平成31年)

レスリング女子の吉田沙保里選手、現役引退を表明

2019年の今日、レスリング女子の吉田沙保里選手が現役引退を表明しました。吉田選手は、オリンピックでは3連覇、世界選手権では前人未到の13連覇を達成。2012年(平成24年)に国民栄誉賞を受賞しました。レスリング女子55㎏級(その後、53㎏級に変更)であまりにも強かったことから、マスコミからは”霊長類最強女子”の異名を授かりました。