NHK第一AMラジオ。 周波数は666kHz。

 

午前5時20分過ぎのコーナー、11月26日の『今日は何の日』です。

 

 

 

 

【記念日など】

 

■ペンの日
(1966年、日本ペン倶楽部設立日に因んで制定。初代会長は島崎藤村。)

 

【歴史上の日】

 

1906(明治39)年 

満鉄設立
この年の6月、勅令第142号で南満州鉄道株式会社設立の件が公布された。

この勅令は付則をふくめて22か条から成り、業務を鉄道運輸業とし(第1条)、株式は日清両国政府・日清両国人に限って所有を認めることとし(第2条)、日本政府は、炭坑をふくめた

満鉄の財産による現物出資ができるものとした(第3条)。

この会社は半官半民の手による国策会社だった。

 

 

   大連にあった南満州鉄道の本社ビル   南満鉄を走った列車の写真

 

 

1930(昭和5)年 

北伊豆地震
北伊豆地震は、この日の早朝に発生した直下型の地震。地元では伊豆大震災とも呼ばれる。震災当日は震度6を記録。前震を含め2595回。最大でM5程度の余震が数年間続いた。被害は、死者・行方不明者272名、負傷者572名。 被害総額は不明とされている。

 

 

                           中郷村大場駅前の倒壊した民家の写真

 

 

1945(昭和20)年 

相撲の神さま・横綱双葉山が引退

引退の動機のひとつとして、16尺土俵の問題があったと言われている。GHQによる占領政策で各種武道が制約を受ける中、相撲協会は相撲の娯楽色を強めることで生き残りをはかり、その一環としてそれまでの15尺土俵から16尺へ広げようとしていた。双葉山はこれに反対意見を持ち、「元々は何もない野原で取っ組み合っていた相撲が、土俵という領域を与えられたことで技術を洗練させてきた。土俵の拡大はその歴史を逆行させるものである」とする言を残している。それでも相撲協会は土俵を4.84m(16尺)とすることを正式決定、11月場所から採用。だが、双葉山はこの場所の広くなった土俵には上がらず引退した。

 

 

1974(昭和49)年 

田中角栄総理が辞意表明
この年の7月の参院選で敗北を喫した後、3閣僚が「金権選挙」を批判して辞任。自身の金脈問題がマスコミに激しく追及され、政局の混乱を招いたとして田中角栄首相が辞任を表明した。

 

退陣表明した後、報道陣に囲まれながら官邸を出る田中首相(中央)

=東京・首相官邸【時事通信社】

 

 

1975(昭和50)年 

スト権スト
スト権ストとは、なんらかの理由でストライキ行為を法令により禁止されている労働者が、ストライキを行う権利を求めて (禁止を不当とする立場から見れば、権利を「奪還」しようとして)

行うストライキである。それ自体が法令違反するかどうかは、事例により解釈の余地がある。

 

日本で単にスト権ストと言った場合、公共企業体等労働組合協議会(公労協)が行った日本国有鉄道(国鉄)のストライキ、特に1975年(昭和50年)11月26日から12月3日にかけてのものを指すことが多い。

 

 

 

 

1979(昭和54)年 

中国のオリンピック復帰が決まる

中国は戦前、中華民国として五輪に参加したが、中華人民共和国としては初参加となった1952年のヘルシンキ五輪を最後に、1984年のロサンゼルス五輪で復帰するまで、7大会で欠場した。台湾との「二つの中国」をめぐる問題でIOCの態度に不信感を抱き、IOCを脱退したためだ。それが、この年になって動く。IOCの投票で中国の復帰が決まり、モスクワ五輪の参加が可能になった。中国当局は記者会見を開き、IOCに感謝すると、その勢いで、台湾に「IOCの決定を受け入れ、ともに五輪に参加することで祖国統一の大義を促進しよう」と呼びかける。いかにも中国らしい言動であった。

 

キラニンIOC会長と握手する宋中氏=1979年10月、名古屋市内のホテル

 

 

2008(平成20)年 

ムンバイで同時テロ

この年の11月26日夜から11月29日朝にかけて、インドのムンバイで外国人向けのホテルや鉄道、駅など複数の場所が、イスラム過激派と見られる勢力に襲撃され、多数の犠牲者を出したテロ事件が発生した。

 

同時多発テロ事件の舞台にもなったタージマハル・ホテルの当時の様子

 

 

2014(平成26)年 

手すき和紙の技術が無形文化遺産に

国連教育科学文化機関(ユネスコ)はこの日、フランス・パリで政府間委員会を開き、日本政府が推薦した「和紙、手漉き和紙技術」を無形文化遺産に登録することを決定した。世代を超えて伝統的な技(わざ)が受け継がれ、地域社会のつながりを生んでいると評価した。この決定によって石州半紙と本美濃紙、細川紙の3つの和紙がユネスコの無形文化遺産に登録された。

 

 

 

2015(平成27)年 

サニブラウン選手が日本選手初の国際陸連新人賞を受賞

国際陸連はこの日、2015年の年間表彰を行い、当時16歳だった日本選手のサニブラウン・ハキームが、キャンデス・ヒル(16歳=米国)とともに新人賞に当たる「ライジングスター・アワード」に選出された。日本選手の受賞は初めての快挙だった。