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▼9月のあなたはシルバーランクでした
私には８８歳になった認知症の母がいる。
２０１１年から身の回りの世話をみてきて困ったことがある。
それは、身の回りに置いてある色んなモノを隠すという事だ。
母自身の所有物を隠されるのならまだいい。
しかし、私が所有・管理しているモノまで色々と隠されたので往生させられた。
最近だと、買ってきたバナナを食べて、剝いたバナナの皮を隠されている。
バナナを皮ごと食べる訳がないので、今日はバナナの皮の捜索を始めた。
すると、押入れの奥の隅からカラフルな封筒が２通見つかった。
約１０年ほど前に認知症の母に隠されてしまって見つからなかったドル紙幣だった。
カラフルな封筒の表記には＄１００と＄３００と明記してあるので、私がかつて
両替して持っておいた４００米ドルだと分かり、見つかって嬉しい気持ちだ。
数えてみたら、＄１紙幣から＄５０紙幣まで合わせてキッチリ＄４００ある。
つまり、行方不明になってから中身は誰も触っていなかったと推測する。
そのドル紙幣と一緒に四つ折りになった金融機関の明細書らしきものが
出てきた。
この明細書を開けて驚いた。
今からちょうど９年前で１ドル８１円５９銭で両替してただとぉ！
＄４００紙幣に両替するのに、３万２６３６円。 ドル紙幣が安すぎた時期だったんだ！
三井住友銀行の現在の為替レートを調べてみた。
＄４００紙幣を両替するのに、４万５８２８円もかかるのか！
すると、単純計算で９年経って差益が１万３１９２円も出たって事になるね。
いつ、アメリカにお邪魔するか分からないけど、その時はこのドル紙幣をもって
出掛けることにしよう。
そのためには、認知症の母に二度と見つかってはダメだな。