御堂筋へ出掛ける最中の駅構内でベンチに座ったときから、母の主治医から言われた

 

事を順を追って思い出していた。

 

 

いつもと違う。最初は母と問診をするのに、今日に限っていきなり私との会話を始めた。

 

コレは何か企んでいるぞ! 私の勘は全く鈍ってはくれないようだ。

 

 

母が目の前に座っていても、私の方を向いて母の主治医は確か、こう切り出した。

 

「毎日が辛いでしょう。もう何年になりますかね。」

 

 

主治医の言いたい事はズバリこうだろう。

 

「もういいでしょう。充分看たんだから、お母さんを施設に入れませんか?」

 

 

私はと呆けて、笑い声をあげながら、「さあ?もう慣れてしまって平気ですよ。」

 

実際、毎晩のように叩き起こされることもあるので平気では居られないがそう答えた。

 

 

すると、主治医は今まで数百人の認知症の人と家族を観てきたことを引き合いに出して

 

露骨に私の説得を始めた。 「本当に、しんどくは無いんですか?・・・」

 

 

ここで私が翻意をすると、来年度の認定調査で施設入所要件を満たせる意見書を

 

書くと言い出しかねない。 防犯用品を次々と揃えて8日(日)からは母一人を残して

 

外出も出来るようになったので心配事は大幅に減ったことをアピールする。

 

 

主治医はなかなか引き下がらない。 弟を引き合いに出して、彼らも母の世話を看る

 

ように頼んだらどうか?と言い出す。 はぁ?5年間、一切触れて来なかったコトを、

 

今更ナニを言い出すんだ? 言うに事欠いたかぁ?

 

 

こっちも引き下がってはいない。 母本人は施設に入りたくないという意思を持っている。

 

そして、今。私も母を施設なんぞに入れてしまいたくはないのだ。

 

 

ここまでハッキリ言われると、今日の所は引き下がってくれた。

 

しかし、私が勝手に減薬して母のお薬を調整して服ませていることに触れてきた。

 

 

私はいい加減怒りがこみ上げてきた。 平成27年5月頃に、レミニールを1日4錠服ませて

 

傾眠傾向が強くなったとき、3錠にしたら収まったという話をしたら、「じゃ、ソレで行きま

 

しょ。」って同意したのはアンタじゃないか! また今更なにを言い出すんや!

 

 

私から探りを入れてみた。主治医の理解がどの程度か知りたいからだ。

 

「母がパーキンソン症候群を持ってるって診断されましたよね。あれ、レビー小体型認知症

 

へと移行する人ってパーキンソンも持ってたりしませんか。?」

 

 

主治医は母がレビー小体型認知症でないと確定した。 ナニを根拠に?

 

だったら、なぜ改源を飲んで吐いたりしたのか? 

 

それを母の演技だと決めつけてきた。 そうか、レビーは見抜けないって訳だ。

 

 

主治医: 「とにかく、勝手に減薬したら治らないのでしっかりと服ませて下さいね。」

 

・・・アンタ、5年前にレミニール出すとき『認知症を治せる薬じゃないけど・・・』って

 

わざわざ但し書きみたいなセリフを添えてから出したの、ハッキリと覚えてるんやで!

 

また、辻褄の合わない事を言い出して、都合よく母の周辺症状を酷くするつもりか?

 

 

今、出してくれているレミニールが今年の秋から急に、合わないよ!って言ってるみたいに

 

母の徘徊・失踪が頻発した事実に目をつむってお薬の見直しすらしないなら怠慢やで!

 

 

思い起こせば、11月に風邪気味だっていうんで改源のませたら吐き始めて、その後

 

レミニールと血圧の薬だけでも吐いて、それじゃあって、血圧の薬だけにしてもまた

 

吐いて、往生したんやで。 つまり、コレは薬剤過敏症が出ている証拠じゃねえの?

 

 

レビー小体型認知症の特徴は、薬剤過敏症が出てくること。

 

認知症の専門医じゃないと知らないかぁ?

 

 

今の主治医じゃあ、母をクスリ漬けにしてしまいかねんわ。

 

コウノメソッド実践医に看てもらいに行こう。

 

 

もし、バリバリに睡眠不足状態で連れて行ったら危うく母を施設に入れる話に持って

 

行かれる所だったんだな。 全く!医者には油断もスキも見せられん!