奇跡は、二度と起こらないから奇跡なのだ。
ある小説のそんな一節が脳裏に蘇ります。
たしかに、奇跡は二度起こってしまえば奇跡ではなくなる。
一度しか起こらない奇跡の目撃者になれるのは、どれぐらいの確率なんでしょう?
そこまで考えて、ふと思います。
大丈夫、私たちには、珠理奈がいる。
松井珠理奈という奇跡は、この世界に見出された日から、一度も終わってはいない。
彼女だって、ただの18歳の女の子ですが。
私たちにとっては、奇跡のような存在。
まだまだ私たちは、珠理奈の奇跡を目撃している最中です。
私たちの奇跡はまだ終わらないし、絶対に終わらせない。
奇跡ではなく、むしろ運命と呼ぶべきでしょうか。
誰と比べる必要もありません。
珠理奈は私たちファンにとっては最高の愛おしい存在。
誰とも比べようがない唯一無二の存在です。
珠理奈は、命がけでアイドルをやっています。
もう6年半も命をかけて、SKE48の一員として生きています。
ようやく18歳になって、さらに仕事の幅も量も増えたでしょう。
ファンには見えない裏側がどうなっているか、私たちにはもう想像することさえできない。
でも私には、無理しないでとは言えません。
命がけで闘う人に、無理するなと言うのはあまりに酷だと思います。
だからただ、応援してるよ、と伝えたい。
握手でも、公演でも、コンサートでも。
目に見える形で伝えたい。
あなたのことを応援してるファンがいるよ、と。
あなたのことをいつも心配してるファンがいるよ、と。
あなたを大好きな人がいるよ、と。
あなたに元気をもらってる人がいるよ、と。
目に見える形で伝えたい。
私たちにとっては、あなたが一番だよと伝えたい。
どれだけ大変でも、どれだけ苦しくても、珠理奈は「1位になりたい」と言ってくれたのです。
ファンに向かって、「1位になりたい」と言ってくれたのです。
そう言うことが、自分のファンにどれだけの負担を強いるかも、痛いほどわかっているはずです。
あれだけ優しい子が、それでもなお「1位になりたい」と言ってくれたのです。
信じてくれた、ということが嬉しい。
それはおそらく、1位になれる力があると信じてくれたというより、「1位になりたい」と声に出してももう大丈夫、とファンを信じてくれたのだと、私は思っています。
珠理奈がどれほど強くなったのか、それを想うと嬉しいです。
誰とも比べようがない。
比べられても、なんの意味もない。
私たちには、「松井珠理奈」はたった一人の、かけがえのない存在です。
どうか、ずっと笑っていて。
今年は、私たちのたった一つの太陽に、あなたが一番だと伝えるための闘い。
外に向かってではなく、珠理奈に向かって「君が一番だよ」と、証明してみせるための闘い。
あの頃のように大声で笑う君を、見守っている時間は終わりです。
大好きだ 君が大好きだ
声の限り、大声で叫ぶ時がきました。
2015年5月19日午前10時。
さあ、今年もお祭りを始めましょう。