『もしもぉし翔香ちゃん?可代子様の件についてなんだけど、香水が好きだったみたい。良く香水買ってくれてたんだよねー。後は、紫が好きだったみたいだよ。美奈子さんが言ってた』
美奈子さん、というのは本店店長兼販売部長の前田美奈子さんのことだろう。
キャリアウーマンという感じで、とても格好良くて憧れている。
「香水……紫、ライター……あッ!ありがとう、麻穂!また後でね!」
『えっ、おっ、おぅっ!頑張れッ!』
皆の協力のお陰で閃いたアイディアを紙に写し出す。
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「……そう。流石、“女性の為の”会社ですわね」
私の説明を一通り聞き終えた美琴様は、静かにそう言った。
「……」
「……」
「……」
三者三様に、誰も口を開くことなく時間が過ぎていく。
「妃さん」
紅茶を一口召し上がってから、美琴様がまた、静かに口を動かす。
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