“CosmeticCinderella”Story2(1) | ありすいんぶろぐーらんど

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夏。


ミンミンとセミが煩く、暑さを倍増させているかの様で。


冷房の良く効いた室内でも、その声を聞いているだけで暑くなるくらい。



「ちょっとぉー、翔香ちゃーん!“あの”葵様が5年ぶりに帰社されるんだよ!?一大ニュースだよ!?見なきゃ損だよ!?」

「だよ!」



そして、室内にも煩いセミが、2匹。



「あー、はいはいっ、私、暑いの無理。2人で行ってらっしゃい」



「翔香ちゃんのばかぁ!!!」

「バカ!」



「……あの、麻穂は兎も角、良い年して馬鹿げた事しないで下さい、蓮さん」



「えー、もうッ。俺らダチじゃん?『蓮♡』って呼んでよ♡」



そう言って私の肩に手を回してくる蓮さん。


それをぴしゃんと振り払いながら、



「麻穂の彼氏じゃなきゃ話してさえ居ません」



と言うと、



「「ひっどぉーぃ!!!」」



と、何故か麻穂までもから非難を受ける。

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