自分を喜ばせる働きをする
これが人生最大の
私たちがすべきこと、ミッション
だと思っています
東日本大震災の後
約2年にわたり
被災地で特に主婦の方々を中心に
「ものづくり」の仕事を
していただくプロジェクトで
「職づくり」「仕事づくり」をしました
その時
あらためて「働く」とは何かを
突き付けられたように感じました
私たちのプロジェクトが提供していた仕事は
手縫いやミシンを使った雑貨の制作でした
手仕事が得意な方もいれば、
針なんて何十年も持っていない
という人も多かった
はっきり言って不器用(笑)な人もいました
彼女たちが一生懸命取り組んでくれた理由は
「居場所」「役割」が大きかったと思う
雑貨を作っても月に数万円ぐらいにしかならない
だから生活のためや
将来が見える職
と言える仕事ではない
それでも彼女たちは
自分が行かなきゃ納期に間に合わなくなる!
待っていてくれる人たちがいる
被災した辛さや苦しさを
分かち合える人たちがいる
そして何よりも
作業所に来ると「楽しい!」「元気になる!」
だから働く、働きたい!
私はそれまで
「どんな仕事をするか」
「何を成し得るか」
が働く上で一番大事だと思っていました
だから、成果に重きをおき
認められる事が価値と思い
たくさん転職もしました
でも、被災地での彼女たちとの出会いで
そもそも働くって生きる事なんだ
与えられた命を生きるために
幸せを感じるために
「働き」が必要なんだ
働くとは
自分が自分であると思える
「存在の証」だったり
生きている「喜び」
そして、人生や社会に「豊かさ」を生むもので
人と社会の未来を創るもの
そして何よりも
人の心にある「愛」を目見にける形とすること
私はそんな風に思っています
ニンジンは手順書通り作ればきっと収穫できる
でもただ作り、収穫し、売るのではなく
子供たちが「おいしい!」と
喜んでくれるニンジンを作ろう!
そう思って試行錯誤したニンジンは
その作り手が持つ「愛」が形となったもの
仕事、働きとはそういうもの
あなたは「愛を形」にしていますか?
そもそも、あなたが形にしたい「愛」とは
どんなものですか?
母として
父として
妻として
夫としての働きは「愛」そのもの
かもしれない
だから素晴らしい「働き」だと思います
でもその働きを辛いと思うなら
もらう愛ではなく
あなたが形にしたい
あなたが創り出す「愛」を
もう一度考えてみてください
今の仕事を辞める前に
日常の些細な仕事の中でも
どんな「愛」を創れているか
感じているか
気がついてください
そのうえで
次のステップを
未来を
観てみてください