自分を愛さなかった頃
身勝手な人
強い人
ばかりが私の周りにいる気がした
そしていつも、男女問わず
母と同じだ
と思った
みんな母みたい
って思っていた
だから余計に母が許せなくて
そして母をな許せない自分も許せなくて
苦しかった
頭の中で
「母親を愛せないから、
あなたは誰にも愛されない」
という、母の言葉が反芻する
だから私はダメなんだ
だから私は幸せにはなれないんだ
苦しかった
起きる出来事も辛かった
警察沙汰になるような事が起きたり
裁判で訴えられたり
一人で抱えるに
余りあって
壊れそうだった
なのに、自ら安定していた仕事を
辞める決断をしたり
余計に自分を追い込む事もしていた
私は私を蔑ろにし続けて
裏切り続けていたように思う
自分を愛する
本屋さんに行けば
この言葉は溢れている
いったいどれくらいの本を
読んだろう
たくさんの人から（本から）の言葉を
負担に思い始めた頃
私は私のココロの声が聴きたい
と思った
その声がどんな声であっても
自分の声だと分かれば
迷わず、後悔もしないと思った
それから
私は自分のココロの声を求めた
ただただ、声が聴きたいと
恋い焦がれるように
望み、願った
本を読み漁り、セミナーにもたくさん行った
前に進んでは後ろに戻り
を繰り返し
数年後、少しずつ何かが
変わり始めた
5年ぐらいたった頃
ココロの声とは
これかも知れないと思えるようになり
でも、その声を信じられず
迷いの時期が訪れた
今も迷う事はあるけれど
迷い続ける事はない
ココロの声が聴きたい
そう思った事こそ
私のココロの声だった
ココロの声を聴き
その声を信じる事が出来た時
私はとても幸福感に包まれた
感じた事のない
充足感と安心感があった
一人だったのに
自分を愛し始めると
ココロの声がクリアに届く
信じる事が当たり前になる
それは、この上なく
充足感と安心感いっぱいの
幸福感として
私の中に得られる