(1)ライフエナジーとは何か
命あるものはなぜ生きているのでしょうか
命を維持する仕組みはどうなっているのでしょうか
我々人間も含め肉体を持つ生命体は肉体の活動を通じて
「生きている」ことを実感しています。
食物を摂り消化吸収して、呼吸をしながら生命活動のための
エネルギーを作り出し生命を維持しています。
しかし何らかのトラブルが発生した時、その生命活動は脅かされます。
怪我や病気が原因で肉体の機能が損なわれたときや食物・空気などの
外的要因がなくなった場合などがそのトラブルにあたるでしょう。
現在、科学的に解明されている代謝と呼ばれる生命活動では、
呼吸によって酸素を取り入れながら食物の栄養素を体内酵素の働きにより
化学的に分解し熱エネルギーに変換していくなどの現象が見られます。
これらは科学的な理屈がわからなくても体験的に毎日の生活で
味わっていることですね。
例えば電気の仕組みの詳細は私たち一般人にはわかりませんが
スイッチを押せば電灯がともるという現象は認識していて暮らしの中で
便利に使っていますよね。このことと同じく、
食べて呼吸して活動して休むというサイクルを我々は理屈はわからなくても
体験して生きています。
一方、お腹がすいたとき、動く力が出にくいですが、
食事をするとエネルギーが満ちてきて元気になりますよね。
科学的にみれば体内に入ってきた食べ物が消化され酵素によりエネルギー
として使われるから活動意欲が出たと解釈されるでしょう。
確かにその通りですが、私達は経験的に別の場合も知っています。
時間の都合で食事できなかった時や自分の力以上のことを
しなければならないとき慣用表現で『気合を入れる・気合で乗り切る』
といった頑張りをする時があります。そういったときの気・元気は
どこから来るのでしょうか。ピンチに際しては『火事場の馬鹿力』
という現象もあります。これらは全て“精神力=こころ”の働きが
肉体に及ぼした影響といえるでしょう。
『○○のためにここはがんばらなくては』と思うと疲れていた身体に
力が溢れたりするのも同じことですね。このとおり私たち人間には
精神活動という心の働きが備わっていて他の動物とは違うとされています。
実はこの心の働きが人間らしさを生み動物にはない爆発的な潜在力を
生み出すきっかけともなっているのです。
レイキや気功などエネルギーワークの考え方では
大自然すなわち宇宙のどこかにある生きとし生けるもの全ての命を司る
生命エネルギーの源があると考えていてソース(根源)と呼びます。
ソースからこの地上には始終生命体に活力を与える“気”が降り注いでいます。
インド哲学ではこれをプラーナと呼んでいます。
普遍的に自然界に存在する生命エネルギー、これを意識して
受け取れるように自らをチューニングする行為がソースに繋がるという事です。
人は身体の中に丹田と呼ばれるエネルギーの貯蔵庫があり、
その生命エネルギーを蓄えていますが自己の備蓄分は限られています。
修練によって備蓄の容量を大きくすることは可能ですが、
無限に大きくすることは出来ません。
しかしソースにアクセスして繋がり自らはアンテナないしは
パイプになりきって伝達するという意識を持つとき、
個人の身体の限界を超えてエネルギーはその場に必要なだけ
自然に流れるのです。
目に見えないエネルギーの仕組み、その働きについて解説しました。
次回はそのエネルギーをうまく使うにはどうすればよいか?
ライフエナジーレイキの伝授について解説しますね。