1999年5月26日に脳出血を起こしてから私の人生と
日々の暮らしは文字通り180度変わりました。
右大脳皮殻下出血というのが正式な病名で、
後遺障害として左半身の麻痺が残ったのです。
幸いに麻痺側が左側だったという事で、
現在ではある程度の日常生活は利き手の右手だけで行えますが、
やはり両手が使えないというのは本当に不自由な事ですし、
私にとっては生活の手立てをも失うことになったのです。
当時はピアノの演奏と指導で生計を立てていましたので、
右手しか使えないというのは大変な試練でした。
発病時に住んでいた長崎県五島列島から
実家のある北九州市に戻ることを余儀なくされ、
後ろ髪をひかれながらも帰郷となりました。
私にとっても激動の時代だった平成という時代が今日幕を下ろし、
明日から新しい令和の時代になります。
私個人も発症から20年という節目を迎えてこれまでの歩み、
そしてこれからのことについて考察していこうと思っています。