アロマ鍼灸ルームにじべや店主 岡山 仁美です。
1日しっかり雨が降った後はからりと晴天。
気持ちのよい天気だな~と感じています。
つい先日に『立冬』を迎えました。七十二候では『山茶始開(つばきはじめてひらく)』の頃。
秋の土用の時期にはしっかりと心身を整え、リセットすることができていますように。
季節の変化と共に、天気(気象)や動植物などの自然界の変化を照らし合わせる心って素敵だな~と感じる日々です(注:正直、全て熟知しているわけではありません・・・)。
見上げる空は同じでも、季節によって高く見えたり、低くかったり、濃かったり、薄かったり、ぼんやりだったり。
時にはっとさせられますよね。
今はどんどん寒くなり、そして陽が昇るのが遅く沈むのが早くなっています。
それを目安にゆっくり室内で寛ぎ、楽しむのが理想的なのですが・・・。
現代社会においてはきっと、難題ですよ、ね。
それでもなるべく『やすむ』を意識してほしい時季です。
人間も、温存する(=身体を温める・休ませる)、蓄える(=身体のエネルギー・体力)、使わない(=胃腸を動かさない=少食・=激しい運動をしない)、を合言葉に過ごせたら、きっと一人一人に理にかなった感覚が研ぎ澄まされるんだろうなぁ、なんて思います。
もちろん、私もです。
冬の季節。五行では『腎』『水』を主とします。
寒いだけのイメージがありますが、温かな陽の氣が全くないわけではありません。
ぐっと陰の方向へと向かっている生体を守るためには温かな陽氣はとっても貴重です。
冬の時期は少なめのその陽氣を減らさない、力を弱めないためにも心身を消費しすぎないようにご自身を大事にしてくださいね。
あまり汗をかかない、温かいモノ、消化の良いモノを食べる、飲み過ぎないようにし『水』をしっかりまとめ、流れを滞らせない。そうすると、『恐』『驚』という感情に偏り過ぎて、必要以上に恐れ過ぎたり驚きすぎたりする感情に流されないと思います。
これからたくさんの行事が目白押しですが、『やすませる』事は大事な養生の1つであること、少しでも頭にかすめておいてくださいね。