去年入手した際にチラ見せしたが、単体では記事にしていないので書いておく。
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■ウェスパシアヌスのドゥポンディウス黄銅貨(A.D.74)
発行者:ティトゥス・フラウィウス・ウェスパシアヌス。
表面:IMP CAESAR VESPASIANVS AVG、戴冠したウェスパシアヌスの右向きの頭像。
裏面:PON MAX TR POT P P COS V CENS、二つの交差するコルヌコピアエの間に翼のあるカドゥケウス。
※VESPASIANVS
Sear2350ではVESPASIAN。
時代によって差があるものの、当時の貨幣価値は:
1デナリウス(銀)=4セステルティウス(黄銅)=8ドゥポンディウス(黄銅)=16アス(銅)
となっていた。
セステルティウスは大判なのだが、アスとドゥポンディウスはほぼ同じ大きさで材質が異なっていた。このコインの表面を見ると黄銅貨ということが良く分かると思う。
《データ》
カタログ番号:Sear2350類似
年代:A.D.74
発行枚数:-
重量:-
材質:銅
状態:販売社:VF
※《ROMAN COINS AND THEIR VALUES VOLUME ONE》(著:David R Sear、発行:Spink)より。
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■Heritage #61347
先日、Heritageの"Ancient Art: Star, Fine Style, and Toned Ancient Coins Showcase Auction"というオークションに入札代行をお願いしたのだが、3枚中3枚とも落札できた。ちょっとやり過ぎな入札額だったんだな。
コインは全部ローマの人物絡みのものだが、その内二枚はChVFなので落札額のわりに良いものではない。そこそこレアなので仕方ないのだが、来月に:
"The 12 Caesars Showcase Auction"
というオークションがあり、そこにまた欲しいコインがあって少し反省している。
※12 Caesars
ユリウス・カエサルからフラウィウス朝のドミティアヌス帝まで。
とはいえ、到着が待ち遠しい。(^^)