AW 第33回オークションの出品物と類似のタイプを挙げてみる(その4)。
コインはYahoo時代に記事にしたものだ(写真は撮り直している)。
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■イオニア地方ポカイアのエレクトロン貨(ca 478-387 B.C.)
発行地:イオニア地方ポカイア。
表面:アテナの左向きの頭像、クレストで飾られたコリント式兜を被る。下にアザラシ。
裏面:四つから成る印刻の正方形、より規則的な形の。
※下にアザラシ(beneath, seal)
このコインでは範囲外。探してみたが読み取れるコインは少ない。
異なるタイプだが実例は以下。ライオンの頭の上にいる。
https://www.coinarchives.com/c3639b9b4f7eebfbddabcf45087f759d/img/leu_winterthur/e26/image01148.jpg
エレクトロン(=金銀合金)によるヘクテ(1/6スターテル)貨。
今回のAWでは以下が出品されている。
500円玉と比較すると小ささが分かると思うのだが、それでも兜の羽飾りがびっしりと表現されている。
分かりづらいのだが、兜にはグリュプス(いわゆるグリフォン、鷲の上半身と獅子の下半身の伝説上の生き物)も描かれている。
《データ》
カタログ番号:Sear4530
年代:ca 478-387 B.C.
発行枚数:-
重量:2.54g/10mm
材質:エレクトロン
状態:販売社VF-
※《GREEK COINS AND THEIR VALUES VOLUME2・ASIA and AFRICA》(著:David R Sear、発行:Spink)より。
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■AW 第33回オークション~古代貨セッション③閉幕
先の記事に書いたように、今回はライブビッドに参加しなかった。安いなと思うものもあったのだが、欲というのは際限ないからな。よく我慢したぞ、オレ。
今回は安いなと思ったものを中心に落札結果の感想を書いてみよう。これ高いよねというのを書くと気分を害される方もいらっしゃると思うので、なるべく自重する(^^;
2020-07-18の出品物で、160K→160Kの同額にて落札であった。
2020-07-18の出品物で、420K→540Kにて落札であった。
特に価格がどうこうというのはないのだが、類似タイプを持っているので気になる。
このコイン、"die shift"と状態を除けば、両面とも打刻の場所が申し分ないよな。
かなり納得な価格。
私がHeritageで落札したAU Tooled(スラブ入らず)より安かったらどうしようかと思ったが、いいところまで騰がってくれた(^^;
ドラクマで620Kなのだが、私はありだと思う。私に出せるかというと別な話なのだが(^^;
2023-04-15の出品物で、740K→760Kだった。
状態は色々気になるところがあるが、お値打ちなんじゃないかなと思う。
2022 January 18 - 19 NYINC World Coins Signature Auction #3098のLOT #33214で$600(手数料除く)。
当時の為替だと黒字だが、今の為替だと赤字になりそうだ。取りに行こうかとも思った。
320Kだが、これは格安。
HeritageのJun 22, 2023のオークションで、これより落ちる"NGC AU★ 5/5 - 4/5, small punch."が$3400(手数料除く)である。おいおい1ドル100円かよという価格だ。
実際には、以前代行依頼時の経費を書いたように国内に持ち込むと700Kくらいはするのだ。
感想はこんなところだ。