■さすらいのディオニュソス

 

AWの第26回マンスリーeオークションのWebカタログを見ていて驚いた。

4回目の登場である。


何でこの子だけがこんな目に会うのか分からない??

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■Heritage #232323

 

またまた入札してみた。

本命2枚/おまけ3枚入札したのだが、本命1枚/おまけ3枚が落札できたようである。

 

今回は参加したのは、毎週開催されている"Wednesday & Thursday World & Ancient Coins Select Auction"である。

 

毎週といっても今週でいえば古代貨パートは255ロットあり、AWの年四回の通常オークションより点数が多い。

ただし、大物は出て来ない。この回の古代貨パートで最も高額なロットはリディアの1/3スターテルで3000ドルくらいだった。

 

国内より安く入手できるかというと微妙で、今の為替ではかなり厳しい。当日張り付いて安いロットを拾っていけば……といったところだろうか。

一方、魅力なのは先に述べたように圧倒的な出品数。ブログ主は高額品とは無縁なので、3000ドル以下というのもちょうど手を出しやすい価格とも言える。

 

ちなみに、資金については、余り貯金しても仕方ない身の上なので大胆に使っている(にしては落札品がしょぼいが)。

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■デメトリオスⅠ世ソテルのドラクマ銀貨(154/153 B.C.)

 

(おそらく)アンティオキア鋳。

表面は、紐冠を付けたデメトリオスの右向きの頭像、縁どられている。
裏面は、コルヌコピアイ(豊穣の角)、右にΒΑΣΙΛΕΩΣ、左にΔΗΜΗΤΡΙOΥ/ΣΩΤΗΡΟΣ、下にΜΠΛとΗΡのモノグラム、セレウコス暦ΘΝΡ(=159=154/153 B.C.)。
※ΣΩΤΗΡΟΣ
ソーテール(救世主)。

 

 

 

 

 

 

デメトリオスⅠ世ソテルの解説は……なし(^^;

#FC2の昔の記事には書いてある。

 

敢えて特筆するなら、セレウコス暦が刻まれているので年代まで分かるということくらいかな。


《データ》
カタログ番号:Sear7019/HGC9.806
年代:154/153 B.C.
発行枚数:-
重量:4.07g(18mm)
材質:銀
状態:某社-EF
※《GREEK COINS AND THEIR VALUES VOLUME・2 ASIA and AFRICA》(著:David R Sear、発行:Spink)より。

以下も参照。

 

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一気に4枚も増やしてしまうこともあり、手持ちコインを放出する。上もその候補の一つ(^^;

 

つい昨日、メイプルリーフ金貨1/10oz・プラチナ貨1/10ozを1枚ずつ放出し、銀本位時代のスイスフランも3枚放出した。