1月のプログラムは
《子どもたちからのSOSの受け止め方》
でした。
皆さまは自分自身が“辛い時”、“今、しんどい状況にある時”、自分から周りに伝える、SOSの出し方は分かりますか?
SOSを出さないことや、周りの人が見逃してしまう事で不登校、行き渋り、引きこもり、精神的な病気、自傷、他傷、その先には自殺…
を引き起こしてしまうことがあります。
上手く自分でSOSが出せる子は周囲も気づき、手を差し伸べてあげる事が出来ますが、出せない子も多いのが現状。
そんな子ども達のために学校では『SOSの出し方』の授業が行われています。
・自分が大切にしてる物は何か?
・自分の良いところを見つけよう。
・悩みはあって当たり前。
・ストレスについて知ろう。
・悩みは相談したり、聞いてあげよう。
など、勉強するようです。
身体の不調、怪我を診てくれる保健室は、悩み相談の場としての役割もあります。
体調不良で学校を休んだ後に学校に馴染めなくなる事があります。
保健室の先生はそのような子ども達の様子をキャッチして話を聞いてあげ、その先のスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーとの連携をする仕事もしています。
また、知的障がいの子や発達障がいのある子は痛みに鈍感だったり、上手く伝えられない、こだわりによって辛くても学校に行こうとしたり、周りがより気付かない事があるため、保護者や支援者は注意深く様子を見る必要があります。
子どもが相談してきた時の対応は
・ねぎらい…「よく来たね」「よく話してくれたね」とねぎらってあげる。
・傾聴…本人の話を否定せず最後まで聞いてあげる。
・声かけしない…SOSが出た時は「こうすれば良かったね」の様な結論や責めるようなことは絶対言わない。やっと相談してくれたのに、二度と相談してくれなくなってしまいます。
・家庭や関係機関との連携…相談内容が緊急性が高い場合は受けた教職員や親が一人で抱え込まず、管理職やカウンセラーなどを巻き込んで取り組みます。一人で何とかしようとして教職員のメンタルヘルスに支障が生じる事があります。
特に活発な児童がストレスを抱えている事が多いそうです。コミュニケーションもよく取れて、友だちも常に周りにいるような子どもほど周囲に悩みを相談出来ないのかもしれません。
療育や教育の現場では、どうしても問題のある子供ほど、目が行きがちですが全体を見る力が必要です。
コロナ禍になり相手との距離が取りにくく、会話が減り、マスクによって表情が読み取りにくくなっている事で、周囲が見逃してしまう事が増えてきています。このブログ内でもよく書いてますが、コロナによって社会に与えた影響は大きいです。
療育を通して一人ひとりの様子をしっかりと見ていきたいとより思える内容でした。
また、現在事業所に来ている子達の事などを相談し参加者同士共有する事が出来、今回もとても有意義な学習会になりました。
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〈参加者の感想〉
⚪︎ 子ども達や周りの方々のSOSをキャッチ出来るように普段から良く見ていくこと、又、子ども達がSOSサインを出しやすい環境を作っていくこと( 傾聴 )が大切だと言うことを学ぶことが出来ました。
⚪︎意外に活発な児童がさとレスを抱えていることもあるという話で、手のかかる児童に目が行きがちで、活発な子のSOSに気づいてあげられなかった瞬間があったかもしれないと感じました。
⚪︎毎日必ず全児童に関わることを意識してますが、少しでもふだんと違う変化に気づいた時はどの児童に対してもストレスが軽減できる様に関わっていきたいです。
次回の予定は
2月20日(火)10時〜
「怒りのコントロール」
子供が怒ってる時の対応だけでなく、私達大人もイライラっとした時に自分で感情をコントロールする方法を教えて頂けます。
お子様に障害がなくても、子育ての基本を学べる学習会になっております。お友達を誘って子育てについて勉強してみませんか。
たくさんのご参加お待ちしております。
※駐車場はPCデポさんの駐車場をご利用頂けます。
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