婚活していた30代前半の頃、
会社の後輩から、
「青物横丁に婚活居酒屋がありますよ、友達がそこで出逢って結婚しましたよ」と耳より情報をもらった。
無料で、本格的な恋愛占いもしてくれるそうで、
どうしても行ってみたかった。
まだ相席屋が主流じゃない頃の、相席居酒屋のよう。
さっそく、婚活中の友達を誘って、3人で参戦した。
高知のお店なのか、
坂本龍馬の大きいポスターが入口に。
だ・・・・大丈夫?
婚活居酒屋だよね?
コンセプトがよくわからず。
小汚い、飲み屋だった。
開店直後に行ったので、私達以外誰もいない。
3000円で、高知料理のコースと、飲み放題。
高知料理かぁ、美味しそう。
それを食べれただけでもいいかと思った。
雑な店員さんが運んできた料理は、
スーパーの惣菜と思わしき、美味しくない冷めたコロッケたち😨
高知料理は、カツオのたたきだけだった。
これも鮮度が悪く、スーパーの閉店間際の割引の味。
酷い。。。。😱😱😱
幸い、友達2人は全然気にしてない様子。
本当に男性が来るのかなぁ。。。
しばらくすると、
年季の入った小太りの50代くらいの男性が2名来店。
1人は、セカンドバッグを持って、ブルドッグが書いてあるトレーナーを着ていた。
もう1人は、上下着古したスウェットに、おじさんが履くような茶色いサンダル。
😨😱😨😱😨😱
友達たちも、ドン引き。。。
おじさんたちは漁師だそう。
「年収は高い」「デートは良い店に連れていける」と何度も豪語していた。
年収高くても。。。嫌だわ。。。
ブルドッグのトレーナー。。。きつい。。
話は全く弾まず、おじさんたちも気まずそう。
こんな人たちとデートも無理だよ。。。
どうしようと思っていたら、おじさんたちは、
「お嬢ちゃんたち、婚活目当て?おじさんは嫌だよね。ここ婚活目当ての人あまり来ないから、占いやってもらえば?」
へ・・・
婚活目当てじゃない人も来るの?
よく分からない居酒屋だ。。。
地獄の相席から抜け出し、
占いをしてもらいたかったので、店員さんに伝え、
順番に占ってもらう。
私は、当時32歳。
プロポーズされた彼と別れたばかりだった。
占いをやってくれるおばあちゃんに、
生年月日を伝える。
結婚時期などを見てくれるそう。
このおばあちゃんは、メディアでも占いが当たると有名な人だった。
本格的な占い師だった。
一通り、恋愛以外の、いろんなことを占ってもらう。
そして恋愛。
🧓「今付き合ってる人は?」
👩「この前、別れたばかりです。」
🧓「・・あ〜・・・・・」
あちゃーみたいな、落胆したような感じだった。
怖くなる。
👩「け、結婚相手とは、いつ出逢いますか?」
🧓「・・・・・・」
👩「35歳までには出逢えますよね?」
🧓「・・・・・・残念、その年に結婚線は出てないわ」
👩「え!36歳くらいですか?」
🧓「・・・その年も・・・うーん・・・」
おばあちゃんによると、結婚線が出ていた年が終わり、当分結婚はないとのこと。
たかが占いなのに、ショック。
🧓「とりあえず前向きに!とにかく、出会いの場に行きなさい。パステルカラーの明るい洋服を着て。」
このときは、まさか、
結婚が6年後になるとは夢にも思わなかった。
今はやっているのか?四万十。
懐かしい。