女性お手洗い前で、キョロキョロと中を除いて、私を探していた東出。
その光景が、ずっと頭から離れなかった。
意味が分からず、ただただ不快。
前回で、終わりにすれば良かった。
これからご飯、だるい。
エスカレーターで、レストラン街へ向かっていると、
東出は私と会えたことが嬉しくてたまらない!と言った感じで、ニヤニヤしていた。
たこ焼きでも食べたのか、歯に青のりがついていて、少し口臭もして、不快。
デート前に歯を磨かないのかな??
こうゆう不潔な人は無理。
東出が好きだという、モンスーンカフェに入った。
🧒「あ〜腹減った!じゃんじゃん頼みましょう!一杯目何飲みます?」
もう二度と会わないつもりだったので、自分の分は自分で払おうと思った。
そして、速攻帰りたかった。
👩「あんまりお腹空いてなくて。デザートだけにします。飲み物は大丈夫です。」
🧒「え!あ〜そうなんだね。じゃあ俺も軽くにして、お酒はやめときます。」
デザートを食べながら話していると、やっぱり楽しかった。
東出は、話が上手いというか、私の話を全て肯定してくれて、気分を良くしてくれる人だった。
さっきのお手洗いも、ママを探しに来た男の子と思えば可愛いもんだ。
今日も、話に花が咲いた。
1時間くらい経ったあたりから、東出が、だんだん暗い表情になる。
私がデザートしか頼まなかったから、嫌だったのかな?
お酒飲みたいのかな?
🧒「実は、言ってないことがあって。言ったら引く?」
👩「何系の話ですか?」
🧒「実は2年前に離婚して、バツイチ。バツイチは恋愛対象外?」
え!?
バツイチ???
👩「理由にもよります。男性側の浮気なら、ちょっと難しいです。借金系とか、仕方ない系なら、大丈夫です。」
🧒「本当!良かった。実は、結婚と同時に、西船にマンションを買ったんです。そのタイミングで、奥さんが鬱病になって、休職しちゃって。」
👩「え……そうなんですね。」
🧒「奥さんが、毎月のローンを、払わなくなったんですよ。だから、俺が毎月立て替えて。」
👩「え………休職してたら給料入らないですよね?」
🧒「いやいや、貯金とか、親に借りるとか、方法は山ほどありますよ。」
うわぁ……甲斐性ない。。
この人無理。。。
私の1番嫌いなタイプだ。
🧒「それで喧嘩ばかりで。あと、冷蔵庫にプリンがあったので、食べたんですよ。そしたらキレられて。いそうろうのくせに。」
👩「え………」
🧒「アイスも食べたらキレられて。俺は仕事から疲れて帰ってきてるのに。無職のくせに。」
人が買ったお菓子を食べる??
私なら、絶対しないけどなぁ。。。
東出は、せきを切ったように、離婚した奥さんの悪口を、延々と話していた。
悪口を言う時の表情が、すごい顔だった。
普段の、ニコニコした姿とのギャップが、凄まじい。