話に花が咲き、気付くと22:00を過ぎていた。
スタッフが、会計の札をテーブルに置いた。
🧒「本当楽しかった!会えて良かった!ありがとう!」
👩「私もです!美味しかった!」
🧒「じゃあ、精算しましょうか。どうします?」
👩「へ……?セイサンとは…?」
🧒「どんな感じで割りますか?」
👩「は……?ワル?」
🧒「普通に割っちゃうか、俺が少し小銭多めに払うか。」
👩「……………………」
🧒「…………と、とりあえず、一旦俺が支払いましょうか。」
👩「あ!ありがとうございます!!!美味しかったです!!!ご馳走さまです!!」
超ドン引き……………。
完全に奢るような雰囲気だったけど、そうじゃなかったんだ……。
東出は、1人6500円のコースを勝手に予約していたので、私は絶対払いたくなかった。
そして、財布ではなく、大きな分厚いファイルを取り出した。
中には通帳やキャッシュカード。
それに、ポイントカードや、レシートが山のように入っていた。
その中にある、透明の袋にお金を入れていた。
うわぁ〜なんか財務経理の人みたい。。。
一瞬で、お金に超細かそうだと思った。
お店を出て、駅まで歩いた。
東出は、みるからにムッとしていて、さっきとは人格が変わっていた。
大きな分厚いファイルをカバンにしまわず、ずっと手に持って歩いていた。
ドキドキドキドキ😰
駅まで乗り切れるか!?
🧒「あの……」
👩「ごごごご馳走さまでした!!!本当ありがとうございます!!!めちゃくちゃ美味しかったです!!!ご馳走さまです!!!」
🧒「いや、あの…………」
👩「私!!あんなオシャレな店!!連れて行ってもらったの初めてです!!味も良かったし!!雰囲気も良かった!!本当ご馳走様です!!ありがとうございます!!」
🧒「え〜😄いやいや、食べログで見つけただけですよ。喜んでもらえて良かった。じゃあ、ご馳走しますね。」
ふー😰😞😰😞
得意の忍法必殺技
「大声で、まくしたてながら、褒めながら、ご馳走さまを連呼する」が使えた。
良かった良かった。
疲れた。脇汗すごい。
会計の件で嫌われたと思っていたのに、東出から猛アプローチが始まった。