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トロン:レガシー


こんにちは!


今回は2010年アメリカ公開のSF映画「トロン:レガシー」の感想回です!!!





今作は1982年公開の「トロン」から実に28年ぶりに制作された続編。



前作の記事はこちらから↓↓↓



前作に引き続き、ジェフ・ブリッジスブルース・ボックスライトナーが同役でカムバックしています。


長年続編やリメイクが企画されていたものの実現には至りませんでした。


そんなファン待望の続編「トロン:レガシー」の感想を語っていきます!


出演者

サム・フリン:ギャレッド・ヘドランド

クオラ:オリヴィア・ワイルド

ケヴィン・フリン、クルー2.0

:ジェフ・ブリッジス

アラン・ブラッドリー、トロン

:ブルース・ボックスライトナー

ほか


【当ブログはネタバレありです】



あらすじ




エンコム社のCEOであったケヴィン・フリンが突然姿を消してから20年あまり…


息子であるサムはエンコムの筆頭株主でありながら、父に捨てられたという思いから会社経営とは距離を置いていた。


ある日、父の親友で親代わりでもあるアランから、自身の持っているポケベルに父親からメッセージが届いたのを伝えられた。


ポケベルを頼りにかつてケヴィンが経営したゲームセンターで失踪の手がかりを探していたが、


その最中、起動していた物質電子交換装置によってコンピューターの世界へ送り込まれてしまうのだった…




感想




前作から約30年経ってる本作は、前作では表現しきれなかったデータ世界がよりリアルに描写されていました。


今作を見て1番映像面で感動したのは、サムがコンピューターの世界グリッドに転送されるシーン


前作では細かいマスが一つずつ転送されましたが、今回はまた違った演出になり、そのスタイリッシュさに磨きがかかっていました。


映像面だけではなく、キャラクター、ストーリー、音楽などまさに正当続編と言える内容だと思います。


 ストーリー、音楽


前作では少々分かりづらかったストーリーですが、今作はかなり分かりやすくなった印象。


グリッドに訪れた理由もしっかりとしていて、最終目的まで一直線に物語は進むので、そこら辺の混乱はないかと思います。


今作のヴィランは前作の主人公、ケヴィンが作ったプログラムであるクルーであり、


かつて「完璧さ」を追い求めたケヴィンが作ったいわば自身のコピーが敵になったようなもの


自分vs自分であっても、心境の変化のある「人間」とそれがない「プログラム」の対立が作品全体でうまく描写されていて良かったです。


今作では前作になかった現実とは違うもう一つの世界(電子世界)の広さが描写されており、そこにはアイソーという人間が作ったわけではない、オリジナルの人種がいるという設定が加えられました。


世界観を広げることでこれからさらに続編などを作れるような物語になっていると感じました。



音楽には前作で担当したウェンディ・カルロスから替わり、フランスの電子音楽デュオダフト・パンク


シンセサイザーを多用していた前作を踏襲しつつ、また違った電子の世界を表現していました。


トロンシリーズの魅力は圧倒的な映像表現とそれを支える音楽にあると思っているので、それがしっかりと受け継がれているのが感じられて良かったです。


​ トロンとは?


ストーリーはわかりやすくはなっていたのですがやはり少し難しいところもあり、それがトロンの存在です。


今作ではゲームの題名にもなっていて、フリン親子にとっては特別な存在だというのも伺えました。


今回もやはりトロンがいなければ主人公一行は生き延びることができなかったわけなので、常にユーザーと共にある存在というのはすごく伝わってきたのですが、それ以上の描写はなかったのでまだトロンのことを理解できずにいます。


最後は戦闘機からデータの海の中に落ちてしまいましたが、落ちた直後スーツの色がからへと変わったことから、完全に自我を取り戻したと考えられますし、あそこで退場はない気もしますが…


さらなる続編「トロン:アレス」ではあのデータの海に沈んでいったトロンがどのように活躍するのか、そもそも登場するのかというのも含めて注目ポイントですね!


個人的にはトロンを演じてるブルースボックスライトナーが大好きなので、アランと共にまたぜひ登場して欲しいです。(ケヴィン・フリン役のジェフ・ブリッジスの再演は確定済み)



まとめ




前作は世界で初めての全面的にCGを導入した映画だっただけに、今作はいわゆる「尖り」の部分はなくなってしまいましたが、その分誰が見ても楽しめるようなSF作品になっていたと思います。


前作の実際の映画ポスターが飾られていたり、データの世界から戻ってくる時はお馴染みのあのポーズをしたりなど、


至る所にオマージュが隠されており、製作陣のトロン愛が存分に楽しめる作品だったと思います。


サムが帰還した後のデータの世界はどうなっているのか、トロンはどうなったのか、などまだまだ謎があります。


ここら辺の謎がこれからのトロンシリーズで明かされていくことを願っています。


前作が好きな人だけではなく、前作を知らない人でも今作から見て十分楽しめる内容だと思うので、まだ見てない人はぜひ見ていただきたいです!







最後まで読んで頂きありがとうございます!

次の更新もお楽しみに〜♪