氷のクンダリーニが小周天を開く

↑タオの内経図。性エナジーを背中の督脈を通して
頭頂に上げて小周天を回す。
 
↑睾丸の射精エナジーを督脈に沿って上げる
パワーロック法(マンタクチア「タオ 性科学」
産学社エンタープライズ)。
上の内経図に似てますよね。
 
今年の連休では京都の笠置山で二つのタオの講座に参加」したんですが、前半の
コズミックヒーリング講座はスタッフでの参加で、後半のセイクレッドラブでは
講師としての参加でした、
 
途中二日間ほど中休みがあったので名古屋の自宅に戻っていたんですが、後半の
セイクレッドラブの講座の前日、ちょっと昼飲みしながら翌日の講座のために
マンタクチア老師著の『タオ 性科学』を読み直していたんです。
 
↑マンタクチア老師著
『タオ 性科学』(男性編)
 
セイクレッドラブは『タオ 性科学』の実践なんですが、数千年に亘って
伝承されてきた「性の気功」「性の秘儀」に関するエクササイズです。
『タオ 性科学』では「単修法」と「双修法」があるんですが、今回の
講座は「単修法」で、男性と女性はそれぞれに自分自身の生殖器のケア
と性の気功に取り組みます。
 
単なる偶然なんですが、今回の会場となった京都笠置山はその昔後醍醐
天皇が鎌倉幕府打倒のために挙兵した史跡でも知られていて、彼が鎌倉
幕府を倒して建武の新政を行い天皇親政を実現した南朝の初代天皇として
歴史の教科書にも載っているわけですが、一方で高校の日本史の教科書
には載っていませんが、そのために密教タントラ(性的呪術)の修法を行
っていたことでも知られています。
タントラ繋がりではありますけれど、彼のタントラはエゴを実現するため
のタントラで、タオのタントラはエゴを溶かすためのタントラです。
と言うかタントラとは本来がエゴを溶かし愛に触れるための技法なんです
けどね。
 
↑密教の呪術を修法する後醍醐天皇。
 
タオは宇宙や世界の構造が陰と陽のエナジーのバランスによって成立している
ととらえ、人間の身体もまた陰と陽のバランスによって成立していると考えて
います。
女性の身体は全体として陰で男性は陽なんですが、男性の身体の内部では睾丸
が陰で女性では卵巣が陽であると言います。
 
実際に睾丸を意識して、そこで呼吸をすると冷たい氣が充満してきます。
解剖学的にも睾丸が下腹部の体外に露出しているのは健康な精子を産み出し、
適切な量の男性ホルモンを産生するためには体温よりも数度温度を下げる必要
があるからですね。
 
男性は身体全体が陽であるために女性の陰のエナジーによって双方がバランス
を取る為の双修法があるわけですが、それ以前に男女それぞれが異性に依存する
ことなく自分自身の陰陽のバランスを整えることが出来なければ双修法はいずれ
かによる搾取になってしまうために、先ずは単修法によるエクササイズが重要
になります。
 
男性は陰のエナジーを活性化しそれを扱うためにするために「睾丸呼吸」(踊る睾丸)「陰嚢圧縮法」「パワーロック法」「還精補脳法」(射精コントロール)等のエクササイズを行う必要があります。
 
また活性化した陰のエナジーを督脈に沿って上げて行くには小周天同様に骨盤底筋
・仙骨・T11・頭蓋の各ポンプも同時に活性化する必要があります。
 
↑骨盤底筋のポンプの活性化には五つのポイント(氣筋)が
あります。(マンタクチア「タオ 性科学」産学社エンタープライズ)
 
↑睾丸で活性化された陰の冷たいエナジーを仙骨のポンプに
よって背中の督脈に送り出す。
(マンタクチア「タオ 性科学」産学社エンタープライズ)
 
↑頸椎と脳の間にある頭蓋ポンプ。ここが活性化しないと
小周天が回らないだけでなく、トラブルになることも。
(マンタクチア「タオ 性科学」産学社エンタープライズ)
 
さて、教科書を何度も読み直していると、自然にと言うか無意識に各ポイント
で呼吸してみたりするわけですね。
日中ずーっと読みながら呼吸をして、心地よい疲労を感じながら翌日に備えて
早めに眠りに就いたわけです。
 
ところが深夜3時ころ、突然背中に冷たいエナジーが押し寄せて来て目が覚めた
わけです。
 
それも「睾丸の心地よい冷たいエナジー」とか「ざわざわする感覚」と言った
優しい感覚ではなく、氷の津波が押し寄せてガクガクブルブル痙攣するような
激しい感覚でこのまま風邪引いて死ぬかと思った。
 
本来睾丸の陰のエナジーは陽のエナジーに比べて密度が高い分ゆったりと動く
もので、それによって安全に小周天のための回路を安全に開くことが出来る
わけなんですけどね。
 
息を吸うたびに冷たいエナジーが背骨をガクガクと揺さぶるのが10分ほど続いて
なんとか収まったんですが、いったい何が起きたのかは分からないまま眠りに就
いたわけです。
 
翌朝教科書をさらに読み直してみると、
 
『これらのポンプを働かせることを会得した人の多くは、睾丸呼吸法を行っているうちに、エネルギーの「大きな泡」のようなものをが脊柱を上がって来るのを感じると報告しています』(「タオ 性科学」)
 
とは書いてあったけれど「大きな泡」みたいな呑気な出来事ではなかったんですよね。
 
とりあえず会場に着いてタリカ(セイクレッドラブの主催者でシニアインストラクター)に昨夜の体験を話してみたら、
 
それってクンダリーニが上がったんじゃないの?
 
と。
でも、冷たいクンダリーニは聞いたことないよね。
聞いた話ではクンダリーニのエナジーはたいていは熱かったり電気の様だったり
するよね。
 
考えられることは、
酒飲んでたんだよねー!
だって連休中の貴重なお休みだったし。
講座中は禁酒だからね。
 
もうひとつは頭蓋ポンプはまだちゃんとは開いていないんだよね。
まだそこを意識したエクササイズはしてないんですよ。
下(骨盤底筋)から順番だしね。
 
タオのワークはエナジーを単に上げるのではなく回すことなので、手順通りに
行えば安全だとは言え、酒を飲んでの気功やセックスはマンタクチア老師も
戒めているのでご注意下さいね。
 

今回の事件で確認できたことは睾丸(精子)のエナジーがどれほど大きなエナジー

なのかという事ですね。

何しろ一度の射精で3~5億の精子が放出されるわけで、射精コントロールを

続けることで大きなエナジーを産み出しているので、それを扱うには注意深さ

が必要なんですね。

 

↑任脈と督脈の合流点でありポンプでもある

骨盤底筋を活性化して任脈を開くための

エクササイズ

 
と言うわけで7月にはいよいよタオのタントラ双修法、サンクチュアリリトリ
ート開催です。

こちらは関係性に踏み込み、そこで起こる感情などにも向き合っていきます。

まには男性のためのエクササイズを担当します。

 

サンクチュアリ・リトリート(Lv.1) in 白馬

2024年7/11~7/15