5年ほど前にトークセンのコーン(木槌)の打音調整で貼るために、1000mm と1000cmを間違えて、1mのつもりで10m買ってしまったゴムシート(幅約60cm厚さ

5mm)。

 

宅配のお兄さんが玄関にドンッと置いたそれはトラックのタイヤ4本を重ねたくらいあって、一人ではビクともしない重さだった。

一生かかっても使い切れないと思っていたけど、あれから5年、

日本全国津々浦々行商の旅の甲斐もあってか、半分位に減った。

一年で1メートルかあ、

あと5年頑張ろうかな!

 

先ずはロール状のゴムシートを裁断して、

5ミリ厚のゴムシートをカッターナイフで裁断するのはけっこう大変です。

 

コーンに貼り付け。

チョコレートの山みたいだけど、そろそろバレンタインですね。

 

続いて平リムの頭部にも打音調整と摩耗防止のためにモン族の藍染のバティック

を巻き付けます。

↑出来上がりはこんな感じ。

 

↑コロナ前にチェンマイのモン・マーケットで仕入れたモン族の藍染バティック布。

8月にまた仕入れに行く予定ですが、年々値上がりしていて今年はさらに円安バーツ高でいくらになっているか不安。

 

モン族はタイでは山地民(Hill tribe)と呼ばれていますが、もともと現在のタイはモン族の国で、独自の仏教文化が繫栄していました。

タイとビルマを含むインドシナ全体ではモン族が最大の人口を誇る民族なのですが、個々の国別ではどの国でもモン族は少数民になって独自の国を持っていません。

 

ベトナム戦争時代は「モン族の国家を作る」というアメリカの約束を信じて米軍に協力した結果、米軍はモン族を残して撤退し10万人以上のモン族が亡くなったそうです。

 

ロールの布を裁断したら型紙に合わせてさらに裁断。

 

↑こんな形にするのは、折りたたんだ後リム(杭)の頭部の布を厚めにして側面を薄くして糸を巻いて持ちやすくするためですね。

 

↑折りたたんでアイロン掛け。

 

↑折りたたんだ中心部分が厚めになってます。

 

↑ピンカドという寺院の建設や儀式の篝火に使われる聖木で作製したトークセンは

一般的なタマリンド製よりも重くて丈夫です。

 

今年2月からちょっぴり値上がりしました。

 ●聖木トークセン 

  コーン  8,000円

  リム   3,000円

  合計   11,000円

 ※セット価格 10,000円(消費税込み、送料無料) 

 

 お問い合わせは info@itm-nagano.com

 


↑タオの説く「道徳」とは世間のルールに従う事ではなく,

ただ自分自身として在ることを意味します。

 

 

次回のサンクチュアリ・リトリートは3月に湯河原で開催されます。

その後の年内のコースはすでに一度はサンクチュアリ(アナンガランガ・

リトリートを含む)リトリートに参加された方を対象のアドバンスリトリート

となります。

 

3月18日からのサンクチュアリリトリート参加受付中!

 

UHTチネイザンの登録商標