『ならぬことはならぬものです』
-「大熊町の明日を考える女性の会」
↑「女性の会」の会員で、原発から2.5Kmに住んでおられた方からいただいた会津のお酒。
事故から半年後の一時帰宅では玄関前の空間線量は毎時85μSv。2年経って毎時60μSvまで
下がったものの、雨樋付近では毎時130μSvだったそうです。
『ならぬことはならぬものです』
これはNHKの大河ドラマ『八重の桜』の中で何度も登場する台詞で、会津藩時代の「什の掟―じゅうのおきて」と呼ばれるものなのだそうです。
●大河ドラマ「八重の桜」 プロモーション映像
綾瀬はるか主演「八重の桜」完全ガイド!
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00397/v10283/v0991200000000545214/?size=l
ウチはテレビがないので、ネットからダイジェストで観ていますが、会津若松城での官軍との攻防戦で八重さんがこの台詞を言うと、大熊町の『女性の会』のみなさんを思い出します。
国や東電が県庁や町役場、自治会にまで張り巡らせてきた巨大なシステムに立ち向かう、おばちゃんたちの姿と重なるんですね。
●「大熊町の明日を考える女性の会」
http://josei.jimdo.com/
↑雪の会津若松城(鶴ヶ城)。今回は外から眺めただけですが。
福島第一原発が立地していた大熊町の住民の多くが事故後会津若松市内の応急仮設住宅(行政が借り上げた民間のアパートや旅館を含む)に避難して来ましたが、
事故から2年が過ぎ、国の復興政策や東電の補償が全く進まない中で、若い世代は仕事を求めて郡山市やいわき市へと転出し、中高年層もより住み慣れた故里に近い地域へ移動して、仮設住宅の住民の高齢化が進んでいます。
震災後初めてぼくらがボランティアマッサージに伺った「松長仮設住宅」ではついに平均年齢が70歳を超えたそうです。
「女性の会」の若い活動的なメンバーの会津若松からの転出。等の諸事情で、一旦は今期限りで「女性の会」は解散を決めたそうですが、仮設住民の高齢化が進む中で、国や東電の補償や健康(被曝)対策を求める必要を一層痛感して、来期は補償と健康(被曝)問題に焦点を当てた活動を展開することに決めたそうです。
また一旦解散を決めた背景には資金的な問題もあるそうです。
「女性の会」は外部からの「寄付金」を一切受け取らない、という姿勢を貫いています。
例え「反原発」の立場からの善意のお金であってもお断りしているそうです。
それは、今まで様々な形で国や東電がお金をばらまいて来た結果が今回の事故につながっていると感じているからなのだと思いました。
また、それが善意からのものであればこそ、それに縛られるということもあるのかも知れません。
今後も「大熊のおばちゃんたちは言いたいことを言って行くんだ」
という熱い姿勢にぼくは共感します。
とは言っても、マッサージに関しては、「反原発」だろうと「東電関係者」だろうと一切の区別はしていません。
その人の社会的な立場や信念や信条に関わらず、マッサージさせていただきます。
前回の昨年10月のボランティアマッサージで会場に来られた若い東電の職員さんから、イベント後「女性の会」あてに
「震災後、ボランティアのマッサージを受けたことが
唯一の 楽しかった思い出です」
という手紙が寄せられたそうです。
今回も来てもらえるかな、と思っていましたが、残念ながらその方は最近亡くなられたそうです。
「反原発」という立場のみなさんの中からは
「大熊町民は原発を誘致して東電から利益を受けて来たのだから
事故で被曝しても自己責任」
「福島県からは全員が避難すべきなのに、そこに残っている住民
を支援するのは国や東電に荷担することになる」
と言うような声もあります。
また、事故当初は現地の住民からも
「あなたたちが来たせいで傷ついた。もう二度と来ないでくれ」
と直接言われたこともあります。
でも、それでぼくらと大熊町の「女性の会」のおばちゃんたちとのご縁が切れることはありません。
政治的な立場や信念信条は人それぞれ全く自由です。
でも、ぼくらのマッサージにはそんなことは何の関係もないんです。
そういう「違い」を超えて触れあえることが出来るのがマッサージの歓びだからです。
誰であれ、ぼくたちのマッサージを受けていただけるのなら、それだけで感謝です。
↑「大熊町の明日を考える女性の会」のみなさんと一緒に
↑今回は特別お別れが辛かったですね。
左下の女性が「女性の会」代表の木幡ますみさん。
ご主人の木幡仁さんは今回のイベント中の「自治会長」選挙で「松長仮設住宅」
の自治会長に当選されました。
今までは町長が指名してきた自治会長ですが、初めて住民の選挙で自治会長
が決まりました。
という事情で、今回のボランティアマッサージを最後に、今までの形態でのボランティアマッサージは終了となりますが、高齢化が進めば進むほどマッサージボランティアの必要性は増してくると思いますので、
今後も形を変えてボランティアマッサージは継続して行きたいと思います。
また行くっぺよ! おおくまのおばちゃん!
●Twitter
https://twitter.com/DhyanManiraj
●FaceBook
http://www.facebook.com/shuichi.m.shimizu
●タイ政府認定資格タイ古式マッサージスクール
『ITM長野』名古屋校(愛知県名古屋市名東区上社)
http://www.itm-nagano.com/
●「触れ合いによる癒しの知恵と技」をお伝えします
NPO法人タイ・ヒーリング ジャパン
http://www.thai-healing.jp/
http://www.facebook.com/thaihealingjapan
●タイマッサージスクール『ITM』チェンマイ本校
http://www.itmthaimassage.com/jp/index.php
まに&せびた(ITMI長野/TM名古屋)の紹介ページ
http://www.itmthaimassage.com/jp/itmjapan.php
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-「大熊町の明日を考える女性の会」
↑「女性の会」の会員で、原発から2.5Kmに住んでおられた方からいただいた会津のお酒。
事故から半年後の一時帰宅では玄関前の空間線量は毎時85μSv。2年経って毎時60μSvまで
下がったものの、雨樋付近では毎時130μSvだったそうです。
『ならぬことはならぬものです』
これはNHKの大河ドラマ『八重の桜』の中で何度も登場する台詞で、会津藩時代の「什の掟―じゅうのおきて」と呼ばれるものなのだそうです。
●大河ドラマ「八重の桜」 プロモーション映像
綾瀬はるか主演「八重の桜」完全ガイド!
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ウチはテレビがないので、ネットからダイジェストで観ていますが、会津若松城での官軍との攻防戦で八重さんがこの台詞を言うと、大熊町の『女性の会』のみなさんを思い出します。
国や東電が県庁や町役場、自治会にまで張り巡らせてきた巨大なシステムに立ち向かう、おばちゃんたちの姿と重なるんですね。
●「大熊町の明日を考える女性の会」
http://josei.jimdo.com/
↑雪の会津若松城(鶴ヶ城)。今回は外から眺めただけですが。
福島第一原発が立地していた大熊町の住民の多くが事故後会津若松市内の応急仮設住宅(行政が借り上げた民間のアパートや旅館を含む)に避難して来ましたが、
事故から2年が過ぎ、国の復興政策や東電の補償が全く進まない中で、若い世代は仕事を求めて郡山市やいわき市へと転出し、中高年層もより住み慣れた故里に近い地域へ移動して、仮設住宅の住民の高齢化が進んでいます。
震災後初めてぼくらがボランティアマッサージに伺った「松長仮設住宅」ではついに平均年齢が70歳を超えたそうです。
「女性の会」の若い活動的なメンバーの会津若松からの転出。等の諸事情で、一旦は今期限りで「女性の会」は解散を決めたそうですが、仮設住民の高齢化が進む中で、国や東電の補償や健康(被曝)対策を求める必要を一層痛感して、来期は補償と健康(被曝)問題に焦点を当てた活動を展開することに決めたそうです。
また一旦解散を決めた背景には資金的な問題もあるそうです。
「女性の会」は外部からの「寄付金」を一切受け取らない、という姿勢を貫いています。
例え「反原発」の立場からの善意のお金であってもお断りしているそうです。
それは、今まで様々な形で国や東電がお金をばらまいて来た結果が今回の事故につながっていると感じているからなのだと思いました。
また、それが善意からのものであればこそ、それに縛られるということもあるのかも知れません。
今後も「大熊のおばちゃんたちは言いたいことを言って行くんだ」
という熱い姿勢にぼくは共感します。
とは言っても、マッサージに関しては、「反原発」だろうと「東電関係者」だろうと一切の区別はしていません。
その人の社会的な立場や信念や信条に関わらず、マッサージさせていただきます。
前回の昨年10月のボランティアマッサージで会場に来られた若い東電の職員さんから、イベント後「女性の会」あてに
「震災後、ボランティアのマッサージを受けたことが
唯一の 楽しかった思い出です」
という手紙が寄せられたそうです。
今回も来てもらえるかな、と思っていましたが、残念ながらその方は最近亡くなられたそうです。
「反原発」という立場のみなさんの中からは
「大熊町民は原発を誘致して東電から利益を受けて来たのだから
事故で被曝しても自己責任」
「福島県からは全員が避難すべきなのに、そこに残っている住民
を支援するのは国や東電に荷担することになる」
と言うような声もあります。
また、事故当初は現地の住民からも
「あなたたちが来たせいで傷ついた。もう二度と来ないでくれ」
と直接言われたこともあります。
でも、それでぼくらと大熊町の「女性の会」のおばちゃんたちとのご縁が切れることはありません。
政治的な立場や信念信条は人それぞれ全く自由です。
でも、ぼくらのマッサージにはそんなことは何の関係もないんです。
そういう「違い」を超えて触れあえることが出来るのがマッサージの歓びだからです。
誰であれ、ぼくたちのマッサージを受けていただけるのなら、それだけで感謝です。
↑「大熊町の明日を考える女性の会」のみなさんと一緒に
↑今回は特別お別れが辛かったですね。
左下の女性が「女性の会」代表の木幡ますみさん。
ご主人の木幡仁さんは今回のイベント中の「自治会長」選挙で「松長仮設住宅」
の自治会長に当選されました。
今までは町長が指名してきた自治会長ですが、初めて住民の選挙で自治会長
が決まりました。
という事情で、今回のボランティアマッサージを最後に、今までの形態でのボランティアマッサージは終了となりますが、高齢化が進めば進むほどマッサージボランティアの必要性は増してくると思いますので、
今後も形を変えてボランティアマッサージは継続して行きたいと思います。
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『ITM長野』名古屋校(愛知県名古屋市名東区上社)
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NPO法人タイ・ヒーリング ジャパン
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まに&せびた(ITMI長野/TM名古屋)の紹介ページ
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