日本酒も日本茶も産地表示が「国内産」になった

最近スーパーで買い物をすると、今まで「静岡産」「鹿児島産」って表示されていた生鮮食品が「国内産」っていう表示になって来ている。

福島県周辺の生鮮食品を「風評被害」から守るため「生産地の表示に対して配慮を求める」という政府からのお達しによるものらしい。

肉や魚、乳製品はもう信用できないけれど、野菜は自宅のある長野の「阿智村農協」に行けばどこのおばさんやおじさんが作ってるのかがわかるので、今のところはなんとかなりますね。

昨日は飯田市内の大型酒店に行って「福島産」の日本酒を買おうと思ったんだけど、ここでも表示が「○○県産」から「国内産」に変わっていた。

日本酒なんだから「国内産」なのは当たり前でしょう。そんな表示に一体どんな意味があるんだろう。

せっかく「福島産」を買って応援しようと思って探してるのに、なんでもかんでも「国内産」にされちゃったら応援のしようもない。

瓶の裏に貼ってあるラベルの蔵の住所は文字が小さくて読めないことも多いんだよね。

酒屋の帰りに、日本茶も買っておこうと農協に寄ってみたら、こっちはわざわざお茶の袋の産地表示に「国内産」っていうシールが貼ってあった。

安売りしていたお茶は「静岡の一番茶」みたいに商品名に「静岡」が入っている商品でした。

商品名が「宇治のお茶」「天竜茶」ってなってるのもすべて裏側にはシールが貼ってあって産地が隠されてる。

こういう姑息な産地の隠蔽にどんな意味があるんだろう。

こんなことしてたら被曝地域以外の商品まで風評被害を受けてしまうことになる。

どこの商品を買うかは消費者が決めることで、選択の機会を政府が奪うのは戦時中の配給制度（当時は生まれてないけれど）と変わらないよね。

わざわざ福島産を買いたい人は（日本酒は今のうちに買っておきたいね）買うんだし、買いたくない人は買わない権利があるんですよ。

産地の隠蔽はただちに止めて欲しい。

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