一人ずつ、今回の役者を演出の稲永が紹介していこうのコーナー。
第六回は伊勢。
伊勢は同い年だが一年生で、今年入団した新人だ。
彼女はやたらとオシャレで、そして、オタッキーである。
先日、バーガーキングに共に行った際、『バーガーキングは初めてだが、銀座にはよく飯を食いに行く』などと吐かしていた。モスバーガーでさえ入りづらく、スタバ、ドトールなどは聖域で立ち入ると途端に浄化され溶けてしまう僕からしてみたら『パン…?あぁ、ケーキしか食べたことがないから知らなかったわ』みたいな煽りにすら思える。
そして、自分の好きなジャンルの話になると狂喜乱舞しだす。目で追うのがやっと。
そんな感じである。
伊勢と高田はよく分からん。
信頼には大いに足るが。
なんか、存在がふわっとしている。
それはそれで。
そんな伊勢。
海老。
彼女は『Rental Secret Base』ではクォンと同じく、『鳥居』を演じる。
やたらタッパのある、ゴリラみたいな彼女が如何にして友人(ゆうじん)らしさを出すのか。
ご期待下さい。
これで、僕を除いた役者六名を紹介した。
更新できそうなことがあれば気軽に更新したいと思います。
以降、呟き。
先日、観に行った他劇団の舞台で、リーフレットに書かれた主宰のコメントで萎えたことがあった。
自分の世界観を表現できない言い訳が多く、役者自身や役者の成長を信頼していない感じがした。
何故、そうもなれるのか。分からないけれど。
多くの人が集う劇"団"だからこそ、そこに集まる人間は思いやりに富んでいてほしい。
劇の面白さはその先にしかないと思う。
どんな技術があれ、どれだけ本を読み、どれだけ自分自身に訓練を課したとして、その後に人のことを正しく見なければいけない。
己の程度を知らなくては。
自戒として、彼らとぶつからねば。