まず行った所は「石の博物館」。
イーダーオーバルシュタインの歴史や世界の珍しい石、宝石が展示されています。
館内に入るとまず目につくのは本物の水晶のシャンデリア。
ガラスではありません。
写真ではわかり辛いですが、一つ一つが大きいです。
ドゥニの照明に欲しいなあと思いつつも、
さぞや重いだろうと。。。
アンティークでした。
回転し続ける研磨機でプロの研磨師によって微細なカットが施されていきます。
数々のカットのパターン。
こういうのを水晶で一揃え欲しかったですが。。。。
見て下さい!この洗練されたカット。
原石がもちろん大好きですが、こうなってくるとため息ものです。
そして、イーダーと言えばメノウ。
特に「ランドスケープアゲート」は、アゲートの縞模様が
まるで風景画のようになっているものをいいます。
この神秘的な石の描く風景に当時の人々が魅了され、
更に美しく見るため、メノウを薄く研磨する技術が高まっていったのです。
博物館クラスの「ランドスケープアゲート」
夕暮れの美しい草原で両手を広げた人物が立っているように見えます。
10cmx20cm程のサイズでした。
当然購入不可能で、これほどのものはもうあまり採れない様です。
周辺のお店にも置いてありませんでした。
まさに絵画そのもののペンダントトップ。天然です。
ツーソン等でも見た事ありません。
入手困難です~~。
シダの葉模様の「デンドリティックアゲート」
迫力が違います。
奥の方から精霊が出てきそうな絵画のようです。
今、大人気の「ドゥルジーアゲート」もこんな素晴らしい作品に。
湧き水を入れて飲みたいです。
メノウはもなり的に地味なイメージの、ある意味存在感の薄い石でしたが、
ここへ来てメノウは人手の加わらない石の美の多様性、神秘性をビジュアルで
表している、鉱物界の偉大な芸術家であるという事を認識させられました。
そんなこんなで、
また続く~~