メインはTicksizeについてですね。
今回は内容が難しく、私自身正確に読解しきれていない部分があるかと思うので、参考までに読んでください。怪しいところがあったら原文の確認をお願いします。
 

要点はこんな感じ。

 

・Rippleはリップルバージョン0.50.0をリリースした。Ripple Consensus Ledger(RCL)の信頼性とスケーラビリティを向上させるいくつかの機能強化を導入。2017-02-21(火曜日)までにバージョン0.50.0にアップグレードすることを推奨している。


・TickSizeについて。ゲートウェイがRCLでの取引スパムや元帳回転売買を減らし、より迅速な価格形成と流動性の向上を促進するために、発行する資産に対して「ティック・サイズ」を設定できるように。 Rippleは、TickSizeが2017-02-21火曜日の "TickSize"という修正案によって有効になることを期待している。
 
 
はい、では今回発表された目玉機能ティックサイズとは何でしょうか?
 
 
まず、Ticksizeとは呼値が調整される最小単位のことです。そしてこの呼値が調整される最小単位Gatewayが設定します。
 
ティックサイズは、オファーの中で最も近い呼値が、Gatewayによって設定された最小単位以下の端数を切り捨てられ、再計算されることによって課されます。購入の場合、金額は切り捨てられ、売却の場合、請求額は切り上げられます。
 
つまり、ティックサイズが有効な場合、自分が出したオファーが有利になるように端数を切り捨てて調整され、約定するわけです。
 
また、注目すべき点は、TickSizeはオファーのサイズには影響しないそうです。そのため、トレーダーは引き続き小数点以うん桁の微量な資産を取引することができます。


例 ゲートウェイがティックサイズを小数点以下三桁に設定
   xrpを0.7453で買い注文   ⇒ 0.745で約定
   xrpを0.7458で売り注文   ⇒0.746で約定
 
しかし、プラスで出るxrpはどこから湧き出るんでしょう。。。? 謎です。。。。。


 因みに、XRPを使用するアセットペア(例えばXRPとJPY)の場合、課されるティックサイズは、非XRPアセット(JPY)の発行者が設定したものになり、 XRPのない資産ペア(例えばJPYとBTC)では、課されるティック・サイズは、2つの発行者が設定したティック・サイズのうち小さい方が優先されるそうです。


 
TickSize導入によるメリットは非常に大きいです。

一番の利点として注文書の先端にぶつかるボットの減少があり、その他にも
・迅速な価格形成
・オファーの量が増える。
・スパムの削減
等があります。
 
 

また、ティックサイズは大きければ大きいほど、マーケットメーカーに利益をもたらします。


リップル社が挙げている利益として
 
・公正市場価値と取引価格との間の差分を増加させ、最終的に買値と売値の差を減少させる。

・公正市場価値のわずかな変化により、マーケットメーカーがお互いのオファーを消費するのを防ぎ、流動性を促進する。

・トレーダーは財務的に異なる価格で価格を調整しなければならないので、より迅速な価格形成を促進する。

・注文帳の先端をめぐる戦いを減らし、わずかな価格の変化によるオファーの変更の必要性を減らすことによって、取引スパムを減らす。

・トレーダーに提示された注文書は必然的にティックに集約されるため、実際のブックよりよく反映することができる。

があります。
 
MMインセンティブプログラムはおそらくこのことを指していたんでしょうね。しかし、ビットスタンプは外部市場だし、うーん。。。
ゲートウェイにとって、ティックサイズを大きくすることのメリットってあるんですかね?
謎は深い笑
 
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