鳩山元首相「いらん」外交に内外から批判も でも本人は満足げ
鳩山由紀夫元首相のイラン訪問をめぐる波紋は10日、さらなる広がりを
見せた。「国益を損ねた」として、自民党が鳩山氏の参考人招致を求める
方針を決めたは当然としても、身内からも批判が続出。玄葉光一郎外相も
「元首相ということで外から見られる。そのことについてよく思いをいたして
ほしい」と鳩山氏人に苦言を呈したことを明らかにした。しかし当の鳩山氏
は10日も「行ってよかった」と満足げだ。
鳩山氏は10日のグループ会合で「核兵器のない世界をつくりたいと強く
申し上げ、イランのアフマディネジャド大統領はじっくり耳を傾けた。言葉は
通じた」と成果をアピール。ただ、「要らん(イラン)ことをやってきたと言わ
れ…」と自虐的なダジャレも披露し会場を凍りつかせた。
その鳩山氏も、大統領との会談で「国際原子力機関(IAEA)は二重基準
を適用しており公平ではない」と述べたとされた現地報道はさすがにまず
いと思ったらしい。9日、在日本イラン大使館に対し抗議し、イラン政府も1
0日、ホームページの記載を削除する意向を伝えた。
ただ、元首相の暴走外交は誰にも消し去れない汚点として残った。藤村
修官房長官は10日の記者会見で「この時期に行くのは良くないと言い続
けてきた」と不快感を重ねて表明。民主党の前原誠司政調会長は「党とは
関係ない」と火の粉を振り払おうとした。
一方、自民党外交部会は発言内容を確認するため鳩山氏の国会招致
が必要との認識で一致した。公明党の山口那津男代表も「極めて情けな
い」と述べた。
だが、鳩山氏にこうした圧力は通用しない。それどころか、外交へ熱意は
全く衰えていないようで、今度は首相当時に唱えていた「東アジア共同体」
構想を再び動かそうとしている。
ここ1年休眠状態だった「東アジア共同体議員連盟」(会長・鳩山氏)の会
合を12日に開く。この構想は野田佳彦首相によってお蔵入りにされたが、
鳩山氏が構想実現に向け本腰を入れれば、米政府を刺激することになる
のは確実だ。
首相は10日の内閣記者会とのインタビューで鳩山氏のイラン訪問につ
いて「鳩山氏を信じたい。とは言いながらも…まあ、そういうことです」と述
べた。首相も、米軍普天間飛行場移設問題の混乱を招いた鳩山氏のあの
迷セリフ「トラスト・ミー(私を信じて)」が頭を去来したのか。
救いようのない男だ( ̄へ  ̄ 凸・・・