日本酒と楽しむ春のスイーツ 意外な相性の良さがクセに
季節に彩りを添える、イチゴや抹茶を使った春らしいスイーツ。お茶・コー
ヒーという、いつもの組み合わせでなく、「日本酒」と一緒に楽しんでみて
は? 意外な出合いの味がクセになること請け合いだ。
◇自由な発想で
イチゴのショートケーキに、にごり酒、クレームブリュレに大吟醸酒…。先
月、都内で日本酒とスイーツを楽しむイベントが開かれた。約40人の女性
が、5種類のスイーツと個々に合った日本酒とのマリアージュ(絶妙な相
性)に酔いしれた。
旬の食材を使ったオリジナルのスイーツを手掛けたのは、東京・銀座に
本店をおく「KIHACHI」のシェフ、熊谷喜八さん。
「初めは、日本酒に甘い物が合うか半信半疑だったけれど、あまりの相
性の良さにびっくりした。さまざまなタイプのお酒にそれぞれ合うスイーツ
があることは大きな発見だった」と、ベテランシェフも舌を巻いた。
イベントを企画した日本酒スタイリストで、彩食絢美(さいしょくけんび)流
ダイニングデザイン代表の手島麻記子さんは、こう話す。
「これだけ海外で日本酒が親しまれているときに、私たち日本人が『日本
酒には和食』という従来の形に縛られていたら、もったいない。技術革新を
重ね、時代とともに日本酒は変わっている。だから、合わせるものも自由な
発想で変えていいということを知ってほしいんです」
◇家庭で楽しむには
イベントで人気の高かった組み合わせから、手島さんに家庭でも気軽に
楽しめるものを教えてもらった。
まず、「和製シャンパン」と呼ばれ、人気を集める発泡性のにごり酒。
「冬から春にかけてのお酒を仕込んでいる時期にしか飲めない、いわば
旬のお酒。イチゴと合わせ、旬の組み合わせを楽しむのがおすすめです」
“イチゴにシャンパン”は、言わずと知れた黄金の組み合わせ。ところが、
「イチゴに日本酒だと、双方の酸味がぶつかり合ってしまう。でも、間に乳
製品(生クリーム)が入ると、しっくりくるんです」。
にごり酒に合うのはイチゴのショートケーキ。また、クリーミーなチーズケ
ーキとも好相性だ。口に残る生クリームやチーズのコクを、にごり酒特有の
爽やかな泡がさっぱりとしてくれるのが心地よい。
一方、近ごろ人気を集める小豆や抹茶など、和素材を使ったケーキは古
酒と抜群に合う。
一緒に口に含むと、まるでラム酒を利かせたフランス菓子の「サバラン」
のよう。さらに、古酒の芳醇(ほうじゅん)な味わいが小豆の風味を引き立
たせてくれる。
女性としては気になるのがカロリー。実際に試してみると、コーヒーなどと
食べるときよりスローペースになる。お酒もスイーツも少量ずつゆっくり味
わうので、量は控えめでも満足感が得られる。
手島さんは今月23日、「Osakeでスイーツ●クラブ」を立ち上げる予定
だ。ウェブサイトやイベントを通して、会員同士で情報交換しながら日本酒
とスイーツのさらなる関係を追求する。
「日本酒が世界へと羽ばたくきっかけになれば」と意気込んでいる。
詳細は、彩食絢美のホームページ(www.saishokukenbi.com)で。
●=ハート(白)
もっと探せばありそうだね(^O^)
