内田
内田 彩仍 「おうちのじかん ―毎日をとっておきの1週間にするために、私がしていること。」(別冊美しい部屋)

当ブログ<本の畑>を放置している間、せっせと専念していたのが編み物。最初に作ったこちらより、いつの間にか編み物ブログ<*dharmaknit*ニット往来 >の記事数が多くなっていて、アクセス数も増加。いつも見ていてくださる方がいらっしゃるようです。ありがたや~。リンクを貼ったら、編み物のブログから「畑」に回ってくださる方も少なくない模様です。さらにありがたや~。で、この画像は編み物のブログを見ていらっしゃる方にはおなじみかも。あじさいとレースのモチーフを写したの図です。

モチーフ
できあがったニットの写真を撮る時、しばしばお花とお一緒に撮るんですが、ドライフラワーを常備(っていうか?)してると便利です。完成したニットを眺めながら、「色やデザインから判断するに、こういう感じのお花が似合うのでは」と考えて、近所のお花屋さん(5軒もあるです) に出かけるものの、願ったムードのものがない場合があるんです。あまり季節外れのことは考えてないつもりなんだけど、なぜかピンとくる花がない…。ワタシの場合は、買い物に行くのが億劫な時も多々あるしな~。怠け者(笑)。

あしさいバッグ
お花が見つからなかった時、使えるのがドライの花なんですね。特にあじさいは重宝で、レースだったらだいたい似合います。ドライのあじさいが、このごろ流行ってるのかな~と気づくきっかけになったのが、内田 彩仍さんのビジュアル本。おやじ系とワタシは呼んでいますが、わりに堅めの媒体に記事を書く仕事ばかりをしていたら、すっかりインテリアのトレンドにうとくなっていて、本屋さんで彼女の本を見た時は、あら~、知らない間にlこんなことが起こっていたのか、と驚きました。


あじさいドイリー
昨年、主婦と生活社から刊行された内田 彩仍 「おうちのじかん」 を含めて、彼女の著書には頻繁にドライのあじさいが出てきます。若い子(自分のトシが…)たちは、モノの質感に特徴のある、こういうテイストの空間を志向してるのか~、と新鮮に感じましたわ。室内に置かれた家具や小物の材質は、木、ブリキ、アルミ、アイアンなど。新品ならかちっとハードな印象を与える素材が、古ぼけることですこし柔らかな雰囲気に変わっている感じ。素材の質感を統一感のあるトーンに整えることを重視しながら、彼女は空間をしつらえているようです。

レースや刺繍といった手仕事や生花を含めた花々は、そこに軽くて甘いムードをプラスする大事な脇役。特にドライフラワーは、水分が抜けることで生花より印象が軽くなるので、内田さんの住まいに欠かせないアイテムになっているのでしょう。あと、乾燥するのにかかった時間も見逃せないかな。花の表情が古びることで、軽さの中にも少し重いニュアンスが加わわっています。<軽くて古びている>という軽重の微妙なさじ加減が、彼女の好み(=トーン)のポイントになってる気がしますねえ。

あじさいを飾る際、内田さんは

アジサイやバラなど、茎が枝のように硬い花は、水を吸い上げやすくするために湯揚げをする。p18

とひと手間かける様子を書かれています。ミョウバンを擦り込んだりする時もあるようですね。ずぼらなワタシは、茎をカッターなどで十字に切って水揚げにちょっと気を配るだけ(笑)。飾っているうちに自然にドライになるので、あとはそのまんま活用。そこそこきれいに仕上がるので、まあ、いいかなと思ってます。

*芋蔓本*

内田2
内田彩仍さんのちょっとだけおめかし。私の暮らし—Dear,sweet home (私のカントリー別冊)
2005年暮れに刊行された2作目。併読すると2年の間の変化が感じられて興味深かったです。