ガラクタ捨てれば未来がひらける (小学館文庫)/カレン・キングストン

カレン・キングストンを続けます。
「ガラクタ捨てれば未来がひらける—風水浄化術入門」小学館文庫。
下の「…自分が見える」よりいいと思うけど、このブックデザインも「ううむ」ですねぇ。ギモン符が頭の中を飛び交うってことは、少なくとも印象には残るってことを意味するから、よしとすべきなんでしょうか…。しかーし、もうすこし内容にあった、いいおべべを着せてあげたい。レスでもちょっと書いたけど、カレンさんを語るうえで欠かせないバリの写真を、さらっと美しく加工するとかなんとか、手は色々あると思うんす。内容が悪くないだけに惜しいです。

前著の「ガラクタ捨てれば自分が見える」は、生活空間の中にある不用品を見極め、それを処分するためのハウツー本。続いて出版された2作目は、片づけが済んだ空間を、著者がスペース・クリアリングと呼ぶお清めのような儀式を通じて、よりパワーアップさせようとするもの。花を供え、キャンドルをともし、聖水を振りまき、柏手(かしわで)を打って、ベルを鳴らすなど、かなり宗教的に思える作業工程(?)が具体的に紹介されています。あやしいといえば、かなりあやしい内容ですわね(笑)。

ただ、日本人のわたしたちから見れば、地鎮祭で神主さんがやるようなことを、カレンさんは披露しているともいえる。この作業を<定期的に>行いましょうと述べているので、空間をきれいに気持ち良く保つための、1種のメンテナンス法の本と読めないこともない。

たとえば花を供える=飾ることは、住まいに対して肯定的な気持ちがないと、なかなかできないことだったりします。私事で恐縮ですが(笑)、落ち込んでどよーんと底辺をさまようような気分だった時期、花屋さんから足が遠のいてました。ある日「花を買ってない」ことに気づき、今のワタシには花なんか似合わないとぼんやり感じていることに思い至って、はっとしましたわ。祖母がマニアックな花好きだった影響で、お花を含めて植物は大好きなんです~。なのに、その気持ちが鬱屈していたとは。それに気づかないことにもびっくりしました。

住まいを気持ち良く保つことで、自己を肯定する気分を維持する、といったら大げさだろうか。この本は、肯定的な自己を維持するための技術を、住まいを切り口に詳述しているように思えますー。