ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫)/田村 明子
あまりに更新をさぼったので、いったい何から書けばいいんだか(笑)。ま、そういう時は仕切り直しということでお片づけ・お掃除関連の本がいいかもしれん、と思いつきました。
カレン・キングストン「ガラクタ捨てれば自分が見える」小学館文庫、です。
この本をすすめてくれたのは、下の記事の「いつもふたりで」と同じBikke殿。電話で話していた時に
「自分の家がきたないっていうことが、どんなにやばいことか。必読!」
と熱く語ってくれますた。
さてー、読んでみるかいと思ってアマゾンで検索したんですが、表紙のデザインに、なんていうんですか、かなり引けるニュアンスを感じたんですね。まあ、最初にタイトルを聞いた時点で「へっ? 直球すぎませんかね」と感じていたものの、改めて表紙に並んだ字を見ると「……」な感じだし(編集者さん、ごめんなさい)。
注文ボタンを押すのがためらわれましたが、あんなに強く「読むべし」というんだから内容はいいかもしれない、と思い直して注文。数日後に届いた本を、読みましたわ。一気に読了でした。
副題に「風水整理術入門」とあるので、ドクターなんとか氏をはじめとする方々が提唱する風水の類縁書として、くくられているのかもしれませぬ。しかし、この本はいわゆる風水の本ではないと思うなー。訳者の田村明子さんはあとがきの中で
——キングストン氏の行うスペース・クリアリングとは、いかに無駄なガラクタを排除して部屋の中のエネルギーをうまく循環させるか、という引き算型なのです。p215
と書いています。読んでみて、この本のキモな部分はこの言葉に凝縮されてる、と感心しました。
著者がスペース・クリアリングと呼ぶ、独自の風水術を実践する至った経緯がおもしろい。もともとロンドンでボディワークのプロとして活動していたカレンさんはバリ島に魅せられ、日常の中に聖な部分がちゃんと位置しているバリの文化を探るうちに一種のお清めともいえるスペース・クリアリングの技法を確立していったらしいです。
空間に残る記憶のようなものが体感できるとははっきり述べているので、シャーマニックなタイプの方かもしれませんが、住まいには住む人の心身の状況が反映されているということは、だれしもなんとなーく感じていることではないですかねぇ。
ワタシは若いころ、インテリア雑誌の編集者だったのでおうちに入ってぐるりと周囲を見回すと
「ん? なるほど」
といろいろなことが読める感じでしたわ。
すごく乱暴かもしれないけど、この本は自分をすっきりさせるために空間にアプローチしましょう、ということをいっていると思うですよ。で、そのためのハウツーが微に入り細に入り、とってもきめ細かい。ガラクタがたまりがちな場所からガラクタの種類までていねいに分類し、それぞれのケースにおいてどう行動したらいいのかをきちんと記しています。
これは「いろんな人がいる」ことを現場の体験を通じてしかと理解しているからでしょうねー。そういう意味で信頼できる著者だと思いました。
*芋蔓本*
アルディ・P・パリミン「神々と生きる村 王宮の都市—バリとジャワの集住の構造」
学芸出版社
あまりに更新をさぼったので、いったい何から書けばいいんだか(笑)。ま、そういう時は仕切り直しということでお片づけ・お掃除関連の本がいいかもしれん、と思いつきました。
カレン・キングストン「ガラクタ捨てれば自分が見える」小学館文庫、です。
この本をすすめてくれたのは、下の記事の「いつもふたりで」と同じBikke殿。電話で話していた時に
「自分の家がきたないっていうことが、どんなにやばいことか。必読!」
と熱く語ってくれますた。
さてー、読んでみるかいと思ってアマゾンで検索したんですが、表紙のデザインに、なんていうんですか、かなり引けるニュアンスを感じたんですね。まあ、最初にタイトルを聞いた時点で「へっ? 直球すぎませんかね」と感じていたものの、改めて表紙に並んだ字を見ると「……」な感じだし(編集者さん、ごめんなさい)。
注文ボタンを押すのがためらわれましたが、あんなに強く「読むべし」というんだから内容はいいかもしれない、と思い直して注文。数日後に届いた本を、読みましたわ。一気に読了でした。
副題に「風水整理術入門」とあるので、ドクターなんとか氏をはじめとする方々が提唱する風水の類縁書として、くくられているのかもしれませぬ。しかし、この本はいわゆる風水の本ではないと思うなー。訳者の田村明子さんはあとがきの中で
——キングストン氏の行うスペース・クリアリングとは、いかに無駄なガラクタを排除して部屋の中のエネルギーをうまく循環させるか、という引き算型なのです。p215
と書いています。読んでみて、この本のキモな部分はこの言葉に凝縮されてる、と感心しました。
著者がスペース・クリアリングと呼ぶ、独自の風水術を実践する至った経緯がおもしろい。もともとロンドンでボディワークのプロとして活動していたカレンさんはバリ島に魅せられ、日常の中に聖な部分がちゃんと位置しているバリの文化を探るうちに一種のお清めともいえるスペース・クリアリングの技法を確立していったらしいです。
空間に残る記憶のようなものが体感できるとははっきり述べているので、シャーマニックなタイプの方かもしれませんが、住まいには住む人の心身の状況が反映されているということは、だれしもなんとなーく感じていることではないですかねぇ。
ワタシは若いころ、インテリア雑誌の編集者だったのでおうちに入ってぐるりと周囲を見回すと
「ん? なるほど」
といろいろなことが読める感じでしたわ。
すごく乱暴かもしれないけど、この本は自分をすっきりさせるために空間にアプローチしましょう、ということをいっていると思うですよ。で、そのためのハウツーが微に入り細に入り、とってもきめ細かい。ガラクタがたまりがちな場所からガラクタの種類までていねいに分類し、それぞれのケースにおいてどう行動したらいいのかをきちんと記しています。
これは「いろんな人がいる」ことを現場の体験を通じてしかと理解しているからでしょうねー。そういう意味で信頼できる著者だと思いました。
*芋蔓本*
アルディ・P・パリミン「神々と生きる村 王宮の都市—バリとジャワの集住の構造」
学芸出版社
