- 万延元年のフットボール (講談社文芸文庫)/大江 健三郎
- 大江健三郎「万延元年のフットボール」講談社文芸文庫、読了。
- 読み終えたことをすっかり忘れていやした。感想も薄れつつあるですよ~。いやはや(笑)。
- 何を書いたらいいものか、と思って本にかけていたカバーを何気なくはずしたら、
- 付箋が付いてました。これだね。
- いきなり本文の抜粋です。
――炎の河は、朝の光をやどしたハナミズキの紅葉した葉裏のような赤に塗られねばならないし、火の波の線は女の裳裾のひだのように穏やかに柔らかくひかれねばならない。「優しさ」そのものである炎の河が実在せねばならないのだ。p434
寺に収められている地獄絵の炎の赤、について書かれた部分です。蒸し暑いお天気が続いているのに、こんな風に熱い(?)絵の描写に反応してしまうのは、我ながらいかがなものかと思いますが、この表現きれいだな~。
講談社文芸文庫の表紙は下側が白いんで、アマゾンの画像をそのまま使うと、なんだかぬぼーっとヘンテコな感じですわね。