あちこちで「太ってしまった」話が盛り上がっております。どこで、とは申しませんが(笑)。で、これを思いつきました。

安藤優子「似合う服がみつからない!」集英社be文庫、です。


運動不足そのものである生活スタイル(スタイルなんか、あるのか?)の影響か、単にトシをとっただけなのか分かりませんが、20年近く変わらなかったウエストが、ここ何年かでどんどん太くなり、ついに入るスカートがほとんどないという、とってもやばい状況に突入。


「これが中年太りっていう、ニンゲンの経年変化ですか」とうなだれながら、買ったことがなかったサイズの服をしぶしぶ買いはじめたのが去年の春でした。げんなり。


その半年後、どうしたことか買い換えた服が再びきつきつになり、またしても「着る服がない」状態に。こわくてサイズなんか測れません。ぞぉおおおお~~~。こわっ。しかし、たまに(ほんとにたまに・笑)は堅いカイシャへ取材に行ったりします。ゴムのスカート&ジーンズしか入る服がないなんて、どう考えたって厳しいです。


そうこうしているうちに、お風呂に入っていたらお腹に「便秘ちゃんかしら?」という感じの、しこり状のものがあるのを見つけ、翌日、便秘ちゃんではないことを確認。卵巣に腫瘍があることは約10年前から知っていたので、たぶん婦人科のトラブルだろうな~と予想はついたものの、前から「オペせい!」とドクターに言われていたので、検査に行くのをしぶってました。


したら、通っている整体のセンセに「急に大きくなった感じがして気になる。年齢的に大きくなりやすい時期だったりもするし、早く行ってらっしゃい」と背中を押されやした。ハラキリを念頭に、病院の門を叩いたのが年末でしたわ。


お腹の中の腫瘍は、ドクターがたまげるほど成長していて、エコー検査の画面に入りきらなかった(笑)。「手術はいつにしましょうね~、今ならいつでも選べますよ~」と診察してくれた女医さんに促され、シゴトが一段落しそうに思えた3月アタマに予約。それに向けて、以後えんやこら働く大車輪の日々だったです。展開が早かったですね。はい。


入院中に美人ナースさんから伺った話では「卵巣の腫瘍は自覚症状がないことが多く、ウエストが太くなる等の症状が出てくるのは、かなり大きくなってからですね」ということですた。今にして思えば、約1年前から、腫瘍は巨大化してた気がします。


入院・手術を終え、退院時には体重マイナス3キロ強(^_^;) デバラも解消され、お腹はぺっちゃんこ。これで腹筋が戻れば、前のスカートも楽々入るかも~。ただし、新規の脂肪を身につけなければ、ではありますが。


老婆心ながら申し上げますと、卵巣の腫瘍は悪性化しない限りシンパイない病気ですが、大きくなればなるほど捻転を起こしたり破裂するリスクが高くなり、これらが起きてしまうと緊急手術ということになるそうです。


イシャの友人は「緊急手術は普通のオペよりコストがかさむから、さっさと切ってしまいなさいな。高いお金払うのやでしょ」とアドバイスしてくれました。ワタシの友だち、愛はあるんだが、ちょっと方向がずれてないか? ま、いいけど。


ああっ、でぶの話を書いているうちに、本の話を忘れてしまったわい(笑)。とってつけたようで恐縮ですが、この本は「以前のような感覚で服が選べなくなる、体型の変わり目」について、心理的な「げげっ」という戸惑いを含めて、安藤さんが自らの実態を赤裸々に追ったレポートです。


収録されている写真がエレガントなキャリアスタイルのお洋服等を着た安藤さんなので、一見、あたりさわりのないおしゃれに関するエッセイかと思わされますが、読んでみると身に覚えがあり過ぎる内容。取り上げられているお洋服がいわゆるブランド品だったりするため、そういう好みじゃない人は手に取らないかもしれないけど、志向に関する違い脇に置いて読めば、うん、そうだよな~とうなづかされるポイント多し。一気に読了しました☆


 ゆとりを追求した大き目のサイズは、これがあと20歳くらい若かったならば「可愛らしい」となっただろう。ところが私の目に飛び込んできたのは、衰えた肉体をさらに弛緩させているだけの野暮ったい姿。大好きなローファーもジーンズの巨大さにうち負けてやたら貧相に見える。私は自分の選択の大いなる過ちに完璧にぶちのめされた。その瞬間を境に私はジーンズに終止符を打った。p82


くー。辛いことをきっちりお書きになっています。彼女は女優やタレントではなく、ジャーナリストなんですね。