あたたかいお見舞いの言葉をたくさんいただきまして、ほんとうにありがとうございます。深々ぺこり。ようやく書く元気が戻ってきました。あの、病気でへとへとになっていたわけではないんですが、やっぱり退院後すぐは、字を書く気分ではなかったです(笑)。


「読むぞ~」とバッグに本をたんまり詰め込んで病院に乗り込んだものの、初日は術前のなんだかんだで忙しく、読書するヒマなし。2日目に切腹で、翌3日目はベッドにハリツケ状態。ようやく4日目に各種チューブから解放され、「ああ~すっきりした」と開放感に浸っていたら本を読むのを忘れました。だから入院の前半はほとんど本を読んでいません。


そもそも傷がふさがらないうちに読書に励めるのか、っていう問題がありますわな。ちょっと考えたら「無理っぽい」と分かると思うんですが、入院した本人はかなりぼけているので、体調に関する読みの甘さを笑ってくださいまし~。


入院の後半は読書三昧ですた。1冊目は本上まなみ「ほんじょの天日干。」学研。

この本は再読で、以前読んだ本は元オットの所有物だったので、先だってアマゾンのマーケットプレイスで購入。入院中に自宅に届いたのを、現ダンナが病院に持ってきてくれました。(何気にバツっている経歴を告白・汗)


テレビをあまり見ないんで、世の中の動きはもちろん、女優やタレントさんの動向にも、すごくうといんです。美人は好きだけど「ほお~キレイな女の子」で終わってしまう、あっさりさ。年寄りくさいかもしれんですね。だから本上まなみさんも、特に思い入れはなくて、この本を読んでから顔と名前が一致するようになったです。


収録されているエッセイと写真は月刊誌「BOMB」誌上が初出。とつとつとしたリズムの文章(原稿用紙に鉛筆で手書きしているらしい)も味があっていいし、写真がこれまたいいです。よくぞこんなモノを見つけたなぁというショットが多々あって、「センスがいい人だ」と感心しました。ただし、ここでいうセンスは、ちょっとキモいニュアンスが振りかかっているタイプのものです(笑)。


装丁も凝ってますね~。ダストカバーと表紙のデザインが異なるので、カバーをはずした時に「おお~っ」と楽しめます。発泡性インクを巧みに使った印刷も、なんかこう「必然性」を感じさせる仕上がりです。デザインは祖父江慎さん。本屋さんで見かけたら、手にとってみることをおすすめしやす。手触りがおもしろいんだもん☆


 崖の上のほうにトリカブトを発見した時は、双眼鏡を借りて見たよ。青くてきれいな花でした。仲間うちの若夫婦の、嫁さんのほうが夫の背後でニヤリ笑いました。p96