読み終わりました~、連続殺人系ミステリー。

パトリシア・コーンウェル「神の手 上・下」講談社文庫、です。

上下巻で600ページを超えますが、字は大きめ。初期のコーンウェル作品って、もっと小さな字がぎっしり詰まってた気がするけど、本のデザインの方針が変わったのかなぁ。確かめようにも、気に入っている「遺留品」とかが本棚に見当たらないんです。どこいったんだろ(笑)。


ケイ・スカーペッタが主人公の検死官シリーズは、最近の作品になるほどスケールが大きくなる傾向がありますね。アメリカ国内だけじゃなく、舞台が海外(ヨーロッパ)にも飛んだりするし、主人公とその周囲の人々の地位や収入もすごーくアップ。恋人のベントンがプラダ製品を身に付けているという記述を見つけて、なんかにやりとさせられたこともあった☆ プラダって、アメリカでは成功した大人が着るブランドというイメージなのかな。あ、これは「神の手」のハナシではありませんが。


過去の事件のもつれた糸をときほぐす、いわゆる謎解きスタイルではなく、ストーリーの中で事件がどんどん展開してゆくので、ケイと彼女をめぐる人々が犯人と真正面で対決することも多いです。これも近作の特徴のような気がする。


大掛かりな舞台設定と派手なストーリーが、なんかハリウッド映画みたい。楽しめるけど、映画を観るなら<ヨーロッパひねくれ系文芸作品>な感じがやっぱり好きだな~。ただし、こういうのばっかりを観てたころは、人とハナシが合わなくて困りますた(笑)。銃や車や大型バイクが轟音を響かせる、どか~ん、ばしゅ~んという雰囲気がな~。疲れるのは否めませんねぇ。