ところが、文庫本が出たら、また読みたくなって購入しました。こんなことなら片付けない方が良かった(笑)。見事にホンヤさんの思うツボにはまってます。いいお客さんだな、わし。いいわけめくけど、本には、内容に合った「適切な大きさ」があるような気がするですね~。ハードカバーが似合う本と、文庫本が似合う本とか…。「海辺のカフカ」は文庫本な気がするけど、どうでしょ。
以前、料理研究家のナガオさんに本についての取材でお会いしたとき、「好きな本はハードカバーに買い替える」と伺いました。「あれ、ワタシの場合はハードカバーを処分することが多いな」と気づき、はっとさせれましたで。
省スペースという最大の目的があるものの、モノとして文庫本がけっこう好きなのかな~。気合の入った美しいデザインは圧倒的にハードカバーに多いし、小さいモノに特別惹かれるってわけでもないから、なぜこういう行動に出るのかが不思議ではあります。
村上春樹の中では「…カフカ」は好きな方。ベストは「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」、次点が「ねじまき鳥クロニクル」、で、3番目くらいがこれと「スプートニク…」あたり。以前、読書日記を書いていたmixiの中には1万3000人近く人が集まっている村上春樹コミュニティ(ファンクラブもしくは、サークルのようなもんですね)があって、そこの掲示板に興味をそそられるトピックがあったですよ。「あなたがピンとこなかった村上作品は何?」。ファンの忌憚のない意見が書き込まれていて、面白かった☆
それを読んで意外に感じたのは、ワタシが好きな3作品はピンとこなかった例としてあげられることが多いということ。あっちゃー。何でだ。すごく面白いのにっ。まあ、これは好みの世界ですからね、なぜだといってもしょうがないか。ピンとこなかったものをあげろといわれたら、ワタシは「国境の…」だな~。どうやら、幻想性がこゆーくて、長い作品が好みか。
*芋蔓本*
小川洋子「密やかな結晶」講談社文庫
小川洋子「凍りついた香り」幻冬舎文庫

