- 無心に筋を追ううち時間のたつのを忘れてた、 みたいな強い牽引力がある本ではないんですが、 ふっと読みたくなるのが 、江國香織「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」集英社。
最初は文庫本を読んでいたものの、「オリジナルはどういう本?」と気になってハードカバーも購入しました。買いすぎかもしれない(笑)。本のつくりとしては、だんぜんハードカバーの方がきれいです。
好きな一節は
―生成りの地にみどりと藤色の抽象模様が入り、そのあちこちに金色の天使のとんんでいる、豪奢なカーテンは水沼が誂えたものだ。p012
なんど読んでも、このカーテンのくだりで、しばし物思いにふけってしまう。人物の設定から考えて、インテリアにもけっこうお金をつぎ込みそうだから、お高めのメーカーでこういう柄を揃えているのはどこだ~? とか、よけいなことを「ううむ」と考えちゃったりするんですねぇ。ヒマですわね、ジブン(笑)。
