江戸からかみ 松屋
しかし ここでは インテリアの様々な部材として
その可能性を見ることが出来ます。
最近は青山の雑貨ショップなどにも
様々な西洋の壁紙が展示、販売されているように
インテリアの部材が 一般に人達の眼に
触れる機会が多くなりました。
そんな中 日本の壁紙とも言うべきカラカミは
あまり 一般の人達に知られていませんが
そのモダンさ 自由さ 可能性は
西洋の壁紙を越えています。
しかも平成の今見ても とてもモダンだと感じるこの柄が
江戸時代には全て確立されていたものだと聞いて
さらに驚きです。
ウィリアム・モリスどころじゃありません。
しかも素晴らしい版木の数々、図案も
作者不明なのは日常使いされていたもので
一般の職人が作ったものだからとのこと。
「名前がない」ほど一般に浸透していた
日本人の美的センスに あっぱれです。
その自由度を可能にしているのは
カラカミは
どの紙を使い どの版木を使って どの色で刷るのかで
無限の組み合わせがあるからです。
カラカミの極めつけは
金唐皮紙でしょう。
金唐皮紙と言えば 今話題の「龍馬伝」の語り
岩崎弥太郎の洋館で有名です。
コドバ通り 皮の代わりに紙を使った壁紙で
皮の厚みを擬似的に作る為に 和紙を毛羽立てて
エンボス状に作成される壁紙ですが
これが本当に紙なのかと驚く程豪華なものです。
こちらのビルでは
下層がショウルーム、上階が賃貸マンションになっています。
各部屋ではこの手刷りのカラカミが使われているそうです。
とてもモダンな洋室。
ぜひ見てみたい(´∀`)。
そしてなんと現在、空き部屋があるそうです。
実際の生活空間にカラカミがはいった様子に興味のある方は
ぜひお住まいになってみたらいかがでしょう♪
日本の匠と美意識が
世界の壁を越える
そんな芸術を垣間みた気がしました。
東京松屋インテリア和紙 ショールーム・ショップ(稲荷町・浅草通り)
所在地 〒110-0015 東京都台東区東上野6-1-3
TEL(03)3842-3785
FAX(03)3842-3820
Email showroom@tokyomatsuya.co.jp
営業時間 9:00~17:00(日曜・祭日定休日)
交通 JR上野駅 浅草口より 徒歩10分 東京メトロ銀座線・稲荷町駅より 徒歩2分
URL:http://www.tokyomatsuya.co.jp/
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