わたしたちは ずっと夢をみている
ベッドから起きて
昨日と同じ夢のつづきを
疑いもなく
目の前に現れるものを
現実だと思いながら
夢を見ている
今日の予定を確認しながら
天気予報を気にしながら
バッグの中身を詰めながら
ちょっと先の未来を 憂いながら
夢を見ている
醒めない夢を
でも ふと 気づくんだ
あれ?これって・・・誰の夢?
わたしの夢? だれかの夢?
思い通りに行かないのは
じぶんの夢だからなのか
だれかの夢だからなのか
わからない わからないけど
なぜかいつも感じるんだ
あたたかい視線を
ふとした瞬間に ちょっと
醒めるんだ 何かから
このまなざしは・・・だれ?
わたしを ずっと
みているのは・・・だれ?
ずっと ずっと 見ている
あたたかい何かに
いつも みられている
わからない その正体が
わからない
でも いいんだ
なんだか それは
とっても あったかくて
不思議で
やさしい感じがするから