この肉体という 現象のわたしを

 

 

満足させるためには

 

 

この肉体のわたしを 

 

 

操っていると思っている

 

 

自我という 現象のわたしを

 

 

満足させるには
 
 

たくさんの たくさんの
  
 

外側からの 承認が必要だ
 
 

たくさんの たくさんの
 
 

〝いいね〟と〝認めてもらった何か〟
 
 

〝愛されている何か〟
 
 

という現象の承認や証明が 必要で
 
 

それを いつも いつも欲する
 
 

お金 名声 人気 仕事

 

 

パートナー 家族 愛情
 
 

それが 現象のわたしの 生きる原動力
 
 

でも その 現象の承認は
 
 

その場その時の 燃料でしかない
 
 

いつかそれが なくなり
 
 

もらえなくなったら
 
 

枯渇してしまう
 
 

永遠に 満たされることのない
 
 

永遠に この現象 という 何かに
 
 

求め もらい続けなければ ならない
 
 

儚い 儚い 止むことない現象という欲求
 
 

そこに ゴールを設定して
 
 

がむしゃらになって それが一時
 
 

満たされた と しても
 
 

肉体という 現象が なくなったら
 
 

その欲求は どこに行くだろう?
 
 

消えることのない あらゆる欲求は
 
 

肉体が 消えたって 残り続ける
 
 

肉体がなくなったって 満足は しない
 
 

つまり 現象で 私たちは

 

 

満足することができない
 
 

このことを 本当は誰もが知っている
 
 

現象に求めながら
 
 

誰かや モノに 求めながら
 
 

それを手に入れたって 尽きることのない
 
 

欲求が 生まれることを 知っている
 
 

その欲求を だれが

 

 

 

埋めてくれるだろう?
 
 

まさか まさかね
 
 

ここに いる わたしなんて
 
 

まさかね でも
 
 

どうやら その波を止めるのは
 
 

わたし しか いないらしい
 
 

わたしという 愛に遣わされた
 
 

凪である この わたししか
 
 

いないらしい