【いつもずっと そばにいる わたし】
目が覚めても 眠りに就いても
ずっとそばにいる私がいる
この体を使って どんな役をやってても
役になり切れなくて落ち込んでいる時も
片時も離れずにそばにいて
見守っている私がいる
生まれたときから
ずっとそばにいて
ずっと私を見守っていて
親や家族よりも長い間
ずっと私といる存在
その存在を忘れて
この体の私しかいなくなって
長い間 孤独とさみしさの中にいた
その存在を信じられなくて
いつもこの小さな体で震え怯えていた
その怯えていた小さな私を
誰よりもよく知っていて
何があっても包んでくれて
最後の最期まで傍にいる
その毛布のような存在に
今もこうして くるまれながら
この体よりも近くで
相変わらず ずっと微笑んでる
何をしても 何があっても
許され 受け入れられ 見守られながら
愛されてる小さな子供のように
その大きな私に 抱きしめられ
今日も 安心して
私は夢を見ている