カイラス
という名前ですが
チベットにある山の名前です
チベット仏教はもちろん
ヒンドゥー教にとっても聖地である山で
多くの巡礼者が目指す場所です
ヒンドゥー教では
それはそれは有名な神様のシヴァ神が
カイラスに住んでいるとされ
カイラスの山そのものが
シヴァのリンガ(男根)として崇拝の対象となってます
そして私にとっては
12年前の旅の思い出の場所でもあります
今現在はわかりませんが
当時チベットを旅していた私のまわりの旅人の間では
カイラス行ってみたいよねー
という空気があって
でも首都のラサ(チベットは中国の自治区ですが)からは
路線バスもなく
行くための手段はツアーを組むかヒッチハイクのみ
ツアーも高額になるため
なかなか集まって行く人もいなくて
カイラスに行ったというと
いいね~!と一目置かれるというか
そのくらい行きにくい場所だったわけです
そこに私はヒッチハイクで目指し
でも雨期だったため道が悪く
結局途中で引き返すことになってしまったのですが
あの時の感情や
あそこにしかない景色
周りのチベット人
特別な記憶として今も鮮明に覚えています
そのチベットの思い出と同時に
12年前の2年間の世界放浪の旅
あんなことやこんなことの
そんな全部が凝縮された名前が
自分の子どもの名前になりました
カイラスという響きを聞くたびに
あの広くておっきな世界を私は思い浮かべ
カイラスが
そんな大きさを持って生きていければ
と思います
名前については
全然決めていないうえに
候補もあがっていなくて
最後の1ヶ月で考えようと思っていたら
まさかの早産になってしまって
生まれてからもしばらくは
彼が
とか
赤ちゃんが
とか呼んでいたし(汗)
ネット上の「インド人の名前一覧」
などを参考にしたけれど
なかなか決まらず
でもようやく決まった名前が
ぴったりしっくりくる名前となりました
インド人の男性の名前としてネットにはあったけれども
比較的めずらしい名前なのか?
何回か聞き返されたりしちゃいます
日本語の漢字も使いたかったけれども
この名前で満足なので
あえてつけませんでした
ちょうどお七夜がクリスマスイブでした
さすがに名前をつけたのは
サンタさんではなく親ですけどね
初めてのクリスマスプレゼント☆