こんばんは

すえひろがりです

 

キッチンダクト問題・・・ここのところ連日そのネタで投稿しています

前回投稿した幻の記事のあと、少し嫌な思いもしました

どこまで淡々と書けるか、正直自信がありませんが、その後の顛末です

 

まず今回の論点を整理します

主に3つあります

①火災予防条例は戸建にも適用されるものか

②上記①でYESの場合、我が家のダクトは条例に抵触しているのではないのか

③上記②で抵触している場合、なぜそのような施工になったのか

 

①②の疑問を、自分で消防局に電話で問い合わせました。(担当A氏)

回答は、とても明快でした

その回答を大和ハウスに伝えたところ、納得のいかなかった工事課が直接消防局に出向いて確認しました。(担当B氏)

回答は、一部、黒から灰色に変わりました

 

まず最初の論点です

①火災予防条例は戸建にも適用されるものか

 

(A氏)戸建も適用との回答

(B氏)直接話を伺っていないので不明ですが、後述する②の論点で、すえひろがりの家を是正するよう指導されていますので、戸建も適用との見解はA氏と同じだと思われます

 

次の論点です

②上記①でYESの場合、我が家のダクトは条例に抵触しているのではないのか

 

火災予防条例のうち、以下の2点に抵触しているのではないかという疑問です

ウ 排気ダクト等は、建築物等の可燃性の部分及び可燃性の物品との間に10センチメートル以上の距離を保つこと。ただし、金属以外の不燃材料で有効に被覆する部分については、この限りでない。

カ 排気ダクトは、曲り及び立下りの箇所を極力少なくし、内面を滑らかに仕上げること

 

<我が家の施工状況> 

・不燃認定の鋼製フレキシブルダクトを一部使用

・ロックウールが巻いていない部分、10センチ未満の位置に桟(可燃物)が通っている

 

<条例のウについての消防局回答>

(A氏)電話説明を聞き、現状ではダメとの回答

(B氏)ダクトの仕様書等も確認したうえで、「(ロックウールの)巻き部分が短いので、延長して巻いて下さい」と工事課へ指導

 

<条例のカについての消防局回答>

(A氏)ジャバラもフレキシブルダクトも同じ。鋼製の不燃フレキシブルダクトでもダメ。

理由は、ダクトに凹凸があると油が蓄積し、火災になる可能性があるため。

 

(B氏)工事課からのメールより抜粋します

厨房排気ダクトについては、曲り部分の施工し難い部分は、添付不燃フレキでも問題なく、既成曲りが使える部分はスパイラスダクト極力使用して下さいとの指導です。(中略)ですが、今回の案件は再度検討し、スパイラルダクトでやり直してあげてくださいと指導されました (以下略)

 

なぜ、このように回答が変わったのでしょうか

工事課は以下のように消防局に質問しました

内面を滑らかに仕上げることということだが、どの程度なら認められるのか?スパイラルダクトでも、多少の溝はあるはずだが、条例で基準が定められているのか?

 確かに消防局が許可しているスパイラルダクトにも溝はあります

でも、スパイラルダクトとフレキシブルダクトの凹凸の違い。こんな感じなのです。

https://www.koizumig.co.jp/pdf/pdf_2_183.pdf

 

 

さて、最後の論点です

③上記②で抵触している場合、なぜそのような施工になったのか

 

これは、消防局ではなく、大和ハウス支社へ質問しています

 

我が家は、費用を出して1階の天井高をあげました

色決め(詳細設計)も後半になってから、このままではキッチンのダクトが施工できないから天井をさげる必要があると言われました

せっかく上げた天井を、キッチン部分については吊天井にして下げました

家のデザイン性のために下げたのではなく、「ダクトの施工のためだけに」空間を確保しました

それにもかかわらずスパイラルダクトでは施工されずに、フレキシブルダクトで施工されています

 

 

ダクトは、吊天井の上を通り、奥にある冷蔵庫の上から外壁に抜けています

 

ダクトの都合で下げたはずの天井

それでも施工できなかったスパイラルダクト

いったい何が障害となったのでしょうか

 

こういう経緯を考えると、消防局B氏の「やり直してあげてください」というのは、すえひろがりから言わせていただければ、「やり直しは当然」です

 

もちろん、障害となることがあったのであれば、別ですよ。その場合は仕方ないです。

設計課に説明をお願いしています。

 

 

以上が、すえひろがりの家の顛末です

 

 

そして、ここまで読んで不安になった方へ

 

◇火災予防条例は自治体ごとに定められています。あくまで、今回の内容はすえひろがりが住んでいる自治体の話であることをご了承ください。

 

◇大和ハウスの別のブロガーさんのおたくはきちんと施工されているようですニコニコ

 

◇工事課曰く、すえひろがりの家を建てた時期より後では、偏芯スパイラルダクトが採用になったとのことでした

→本当にすえひろがりの家の時期には偏芯スパイラルがまだなかったのかは不明…

 

 

そういえば…ネットを検索していたら総務省からは以下の通知が出ていることを知りました

(平成4年なのでかなり古いです。その後、別の通知が出ているかもしれません)

http://www.fdma.go.jp/html/data/tuchi0404/040409yo78.pdf

フレキシブルダクトは条件を満たしているのでしょうか…

 

それでは~


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