こんにちは
すえひろがりです
昨日も記事にしたキッチンのダクトについてです
我が家のダクトは火災予防条例と照らし合わせてOKかNGか、消防局に問い合わせました
(昨日の記事はこちら)
消防局の方は電話の先で迷うことなく回答されました。
結論
火災予防条例違反
(1) 厨房設備に附属する排気ダクト及び天蓋(以下「排気ダクト等」という。)は、次によること。
ア 排気ダクト等は、耐食性を有する鋼板又はこれと同等以上の耐食性及び強度を有する不燃材料で造ること。ただし、当該厨房設備の入力及び使用状況から判断して火災予防上支障がないと認められるものにあっては、この限りでない。
イ 排気ダクト等の接続は、フランジ接続、溶接等とし、気密性のある接続とすること。
ウ 排気ダクト等は、建築物等の可燃性の部分及び可燃性の物品との間に10センチメートル以上の距離を保つこと。ただし、金属以外の不燃材料で有効に被覆する部分については、この限りでない。
エ 排気ダクトは、十分に排気を行うことができるものとすること。
オ 排気ダクトは、直接屋外に通ずるものとし、他の用途のダクト等と接続しないこと。
カ 排気ダクトは、曲り及び立下りの箇所を極力少なくし、内面を滑らかに仕上げること
まず、ジャバラのダクトは使用してはいけませんときっぱり。
条例の「カ」に違反するとのこと。
で・・・ここで少し弱気になります
我が家のこのダクト、ジャバラですよね?
大和ハウスの検査のときに「ジャバラ」と連呼してもどなたも否定しなかったので「ジャバラ認定されている」と思っているのですが
次にダクトを可燃性のものから10センチ以上離すという条例「ウ」について
「普通、ロックウールなどを巻いたりしているのですが…」と言われたので、我が家の状況をお話しました
・ダクトの途中まではロックウールが巻かれていること
・ジャバラの部分は何も巻かれていないこと
・そのジャバラのダクトのすぐそば(10センチ以内)に木の桟が通っていること
すると、「ダメです」と・・・
10センチどころか5~6センチでは?
最後に、ダクト連結部のテープの素材については、不燃の認定がされているテープであればアルミでもステンレスでも問わないそうです。認定されているものであれば認定番号があるのでそれを確認すれば良いと教えてもらいました。ただ、アルミよりステンレスのほうが耐久性があるようなので、是正工事ではステンレスのテープを使ってもらいたいです。
そして・・・ですね
問題の「この条例は戸建にも適用されるか?」も確認しました。
「戸建も対象です」
何の迷いもなく、断言されましたよ
以前も似たような問い合わせがあったんだそうです。
「やはりご自分で勉強された方から問い合わせがありました。そちらでもハウスメーカーから「戸建は対象ではない」と言われたようですが、そんなことはありません。」
すえひろがりは
「飲食店ではないですし…」
「集合住宅でもないですし…」
「3階建てでもないですし…」
と大和ハウスから説明されました。
戸建ては適用外と説明するのはハウスメーカーの逃げ口上の定番なのでしょうか?
自分で確認することの大切さをヒシヒシ感じました。
そして思うこと
「見えていないダクトの奥の方は、大丈夫なんでしょうか?!」
条例違反という結果を公開するのは正直ためらう気持ちもありました。
でも、これから建築する方には少し気にしていただきたいので公開します。
※他の方のブログを拝見していると、自治体によって回答が異なるようなので、ご自分で確認してくださいね。
そして最後に…
この件は、大和ハウスが検査をしている最中に指摘しました。
品質を保証する人たちが揃っていたその日に疑問を投げかけたのに、こういう結果です。
「問い合わせます」と言われたのに回答なく…
結局自分で問い合わせて違反を確認するという…
相変わらずの「なんだかなぁ」です
そして、ブログの向こうからアドバイスくださる皆様、ありがとうございます
皆さんの知識と励ましがなければここまでできませんでした
それでは〜